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敵対生物と遭遇しました。

 上流に向かって歩き始めて30分どんどん道が険しくなってきた。

 俺らの方はそこまで急がずに歩いてきたのでそこまで進んできたわけではない。

 それに途中で見つけた山菜も採っているのでかなり遅い。


 「大体700~800mってところかしら?」

 「そんな感じだな。」

 簡単な学力調査の結果、俺が補佐に選ばれたのだ。

 アリアさんは学力上は問題はなかったが、どこか抜けているというか・・・

 今も蝶を追いかけている。

 本当に大丈夫だろうか?


 そんな時、アリアさんの動きが止まりこっちを見て来る。

 「どうかしたの?」

 「後ろから何か来てる。」

 そう言うと1回のジャンプで俺達のいる場所まで来た。

 「みんな、何か来ているから気をつけなさい。」

 そう言って警戒を促しつつ、一か所に集めていく。

 そして、茂みから5匹の子供のような生物が現れた。

 肌は緑色で棍棒を手に持ち布を腰に巻いたその姿は・・・

 「ゴブリン!?」

 ジェシカはそう叫んだ。


 後々聞いたのだが彼女の世界ではゴブリンは女性の天敵で連れ去られると犯されるのは予想通りなのだが、その際他種族の肉体を自然と改造するらしく、そう簡単には死ねず、永遠と苦しみが続くらしい。

 そのため、一部の国においては女囚に対する処罰としてゴブリンを使ったり、脅しとして使われるようだ。


 「アリアさんちょっと待って。」

 「ん。」

 どういう方法かわからないが両手に水を集めて待機してくれる。

 「君たち、言葉は分かるかい?分かったら右手を挙げてくれ。」

 そう言うと下卑た笑いが返ってくる。

 これはわかっていても返答する気がないか、わからないかの二択。

 どちらにしても敵でしかない。

 「アリアさん。お願いします。」

 「わかった。」

 と言うと同時に彼女は一瞬にしてゴブリンたちの後ろに回り込んでいる。

 そして、ゴブリンたちの体がゆっくりとずれて地面に伏した。

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