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メイド服です。

 さて、無事に受け入れることとなったが、人数を分けて隣の集落と受け入れる。

 ただ、問題があってここまでの道のりは険しい者であったらしく服がボロボロなのだ。

 そんな訳で体格の似ているアリアかリーンのどちらかから服を借りに来たのだが・・・

 「なんでメイド服?」

 「か、かわいかったから。」

 「余っている服はこれぐらいだよ?」

 リーンとアリアが言う。

 と言うか誰が作ったんだよ。

 「あ、俺が作った自信作。」

 ユウト、何作ってんだ!

 グッジョブ!


 「何の目的で?」

 レイが聞いてみる。

 「それは、夜の奉仕のため。」

 その言葉にアリアは照れ、リーンは顔を真っ赤にして俯く。

 「まあ、使ったことないけど。」

 「ユウト、リーンには難易度が高いよ。」

 「が、頑張ります。」

 ま、まあ、それはおいておいて。


 「他の服は?」

 「何度か着ちゃったし、その・・・」

 あ、うん。わかった。

 「じゃあ、これでいいか。」

 「よくないよ!」

 レイが言う。

 「だって、メイド服なんて来たことないし、動きにくいでしょ!」

 「そんなことはない。」

 ユウトが言う。

 「そもそもメイド服は仕事着の1つだから動きやすさと見た目を兼ね備えた物だ。さらに、アレンジを加えてものすごく着やすくなっている。着替えてみるか?」

 早速、アリアとレイが家の中に入っていく。


 そして30秒ほどで戻ってきた。

 「早いな。」

 「だろ?」

 メイド服を着たレイはものすごく似合っていた。

 「うう。悔しいけど、動きやすい。フリフリも可愛い。」

 「さらに今なら、ケモ耳カチューシャをつけてなんとお値段変わらず19,800円。19,800円です。」

 そっちの世界でもそのネタあるのね。

 「カチューシャは要らないわよ。って、アリアも何持ってきているのよ。」

 アリアが5種類ほどカチューシャを手に持っている。

 「まあ、それはあげる。それと、服の方はこっちで修繕しておくから。」

 「あ、ありがとうございます。」

 「メイド服に。」

 「それは改造って言うの!改造はしないでよ。」

 「冗談。」

 ユウトが言う。

 「あの、これ。」

 リーンが何かを手渡してくる。

 「下着です。使ってないのでどうぞ。」

 「ありがとう。」

 結局、レイはメイド服が気に入り、森に入る時以外は着るようになった。

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