受け入れで問題です。
2日ほど休憩した後、問題が起きる。
「うーん。」
「どうする?」
「どないすっが?」
ユウトとジェシカ、それにゲンジロウさんが来ている。
因みに家を建てたのはユウトとジェシカのみ。
ジェシカは最初は断っていたが、リーダー的存在が他の人と同じだとまずいってことで家を建ててそこで暮らしている。
ただ、さみしいのか子供たちと一緒に暮らしている。
ユウトの方はアリアとリーンが共に暮らしている。
アリアはすごく嬉しそうにしていたのが印象的だ。
さて、話を戻してそんな家を建ててくれたゲンジロウさんは隣の集落のリーダーをしている。
元の生活が近かったことと、年長者ということで選ばれたそうだ。
「どうしたんですか?」
「最近来た人たちのことよ。」
俺は疑問に思う。
いつものように受け入れるものだと思っていた。
「この世界で初めての冬、できうる限り万全な状態で備えたいのよ。」
「もし、今滞在している人たちすべてをここかゲンさんの集落で受け入れるとすると、野菜が足りなくなる。」
その言葉に俺は目の前に真っ暗になる。
「で、でも、数人なら・・・」
「どうやって線引きをするの?」
その言葉に詰まる。
「まあ、まずは向こうの意見を聞こう。もしかしたら数人と言う可能性もあるからな。」




