作業を分担します。
その後もジェシカは協力を求めたが断られたようだ。
これで、協力するのは男女6名ずつと子供3人の15人。
「それじゃあ、この後の作業について意見を聞きたいわ。みんな、すべきだと思うことを言ってちょうだい。」
そう言うと、大体は3つにわかれる。
1、食料の確保
2、上流の調査
3、雨風のしのげる寝床の確保
「作業の分担はどうする?」
「魚でいいなら10分もあれば問題ない。」
今朝に魚を獲っていたユウトが言う。
「助かるわ。残りの2つはどちらも探索関連ね。じゃあ、男女3人ずつで分かれましょう。」
相談して戦力が同じぐらいになるように分かれた。
意外だったのはユウトとアリアが分かれたことだ。
「ユウトさん。」
「呼び捨てでいい。」
「なんでアリアさんと別々で行動を?」
「あの見た目だとわかりにくいが、あいつは俺と同じぐらい強いぞ?」
「「え!?」」
その言葉を聞いていたジェシカも驚く。
「だから、そっちに預けておいたんだ。問題は判断力に問題があるから任せた。」
「任されたわ。」
こうして俺のいるジェシカたちは上流の調査を、ユウトたちは寝床の捜索に向かった。