山羊を捕まえに行きます。
リーンは数日後には走れるようになった。
その後数日つけて体力増強を終える。
やはり、模倣したスキルは消費体力が多いみたいで、成長スキルのような連続して使うスキルには向かない。
「なら、採掘に行くか?」
ユウトが提案する。
そろそろ、鉱石がなくなってきた・・・
「訳じゃなくてあの辺でヤギを見たって聞いたんだ。そろそろ乳製品が欲しいし、クローバーがな。」
クローバーを見つけたことで三圃式農業に変えており、その際植えたクローバーが余っているのだ。
「でも、なんでヤギなんだ?牛とか鶏とかあるだろ。」
因みに卵はユウトが鳥の群生地を見つけてそこからとってきている。
「鶏は匂いが問題だな。牛はもっと切実でデリケートな家畜なんだよ。」
実は牛と言うのは暑さや寒さなどのストレスで簡単に死んでしまう。
ただ、肉はおいしいし、乳牛が出す乳の量は1頭が1日に30Lも出す。
今は向かなくてもいずれはとユウトは考えている。
今回のヤギははっきり言ってエサさえ与えれば死なないし、エサもその辺の草で十分なのだ。
ただ、乳量は1日で1L前後。
しかも牛は10か月乳を出すのに対し、ヤギは6か月で止まる。
また、独特なにおいもある。
そんな訳で、今回は飼いやすいヤギにしたのだ。
「大体20頭ほど欲しい。」
「家畜小屋も欲しいな。雄雌さえ分けれればいいから。」
「その辺は向こうと相談ね。」
そんな訳で数日の内には家畜小屋が建てられた。




