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鮫が現れました。

 採掘したおかげで、生活に鉄製品が増えた。

 それにユウトが弓を作ってくれた。

 狩りで使えるそうなのでみんなして、暇な時間に練習している。


 時期は真夏?になり、毎日暑い。

 しかも、日焼け止めなんてないから大変だ。

 まあ、ひどくなったらジェシカに直してもらうんだが。

 「まずい!急いで陸に上がれ!」

 いつものように漁をしているとユウトが焦ったように叫ぶ。

 みんな、指示に従って陸に上がるとさっきまで俺らのいた場所に水面から出た背びれが見える。

 「もしかして鮫?」

 「ああ。間違いない。」

 順調だと思った矢先問題が起きたのだった。


 「鮫ね。ユウト、どうにかできない?」

 「できるが、やっていいのか?」

 ユウトは基本的に、問題を俺たちに解決させるようにしている。

 なんでも、俺は何でも屋ではないし、自分たちでやらないと成長しないからな、だそうだ。

 「筏で水上から仕留める?」

 「どうやってだよ。近づいてくれないだろ。」

 「いや、方法はある。」

 俺が言う。

 「魚の血を撒くのはどうだ?それなら寄ってくるだろう。」

 鮫の嗅覚は鋭いと聞いたことがある。

 「だとするとまずは、魚の腸を集めましょう。」

 そういうわけで・・・

 「あれ?矛盾してね?」

 マークが言う。

 「そうでもないぞ?釣りをすればいい。」

 ユウトが言った。

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