表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/96

採掘に行きます。

 新たな仲間を迎え1週間が過ぎた。

 3人はこっちの生活にも慣れてきたようだ。

 「な、なんか取れました。」

 「ウツボ?」

 また、レンがゲテモノを取る。

 「ウツボはおいしいぞ。ただ、捌くのにコツがいるが。」

 「なら、交換してください。」

 「いいぞ。」

 レンは決まってゲテモノを取ってしまうのだ。

 「それに今日はちょっと試してもらっているものもあるし。」

 ユウトの言葉に男性陣が疑問符を浮かべた。


 ユウトとアリアの昼食は刺身のようだ。

 そして壺を持ってくる。

 「なんだ?」

 「見てのお楽しみ。」

 そう言って中から出てきたのは、黒い液体。

 ま、まさか・・・

 「醤油か!?」

 俺は驚く。

 「残念。これは魚醤だ。」

 魚醤は小魚と塩で作る醤油のような調味料だ。

 「実はな、成長スキルは熟成や発酵を進める効果があるんだ。」

 そう言って刺身を食べる。

 ちゃっかり、生山葵も採ってきているのがすごい。

 「新たな調味料?」

 「ああ。味付けになら自由に使っていいよ。」

 気になっていたこともわかったし、そろそろ本題に入るか。


 「採掘しに行かないのか?」

 俺が聞く。

 「ああ。一応調査しているんだ。」

 ユウトは言う。

 既に何度かその場所に行っているらしい。

 ただ、例の奴らも来る可能性があるので安全を確認しているそうだ。

 「この後にでも行くか?」

 その言葉に男性陣が頷いた。


 まずはレンに安全を確認してもらってから転移陣でつなぐ。

 「じゃあ、カップ。頼む。俺とシンジ、レンは周囲の警戒だ。」

 採掘には少ない鉄を作ったつるはしを使っている。

 因みにルークが作ったものにユウトが強化を加えたものだ。

 そんなつるはしでどんどん掘っていく。

 俺は石の餞別だ。

 「こっちは鉱石、これは違うな・・・。」

 分けた鉱石は残りの男性陣が運んでいく。

 流石、ドワーフ。

 女性でもすごい。

 数時間休まずに掘り続けたのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ