助けを求められました。
「どういうこと?」
ジェシカが仔細を聞こうとする。
「はい。実は・・・」
少年はゆっくりと話し始めた。
少年ことレンは幼馴染みのアイネと共に気づくと山奥にいた。
近くには40人の老若男女。
そして、あの邪神の言葉を聞いて絶望した。
しかし、そんな中1人の男がこう言った。
「安心しろ。俺はこう言った状況を知っている。みんなの協力があれば何とかなる。」
そう、これがのちの独裁者フリートだった。
フリートの言葉でまずはスキルの調査が行なわれたらしい。
この辺は俺らよりも優秀だ。
そして、スキルを発見すると戦闘組と非戦闘組に分けた。
フリート自体は投擲術のスキルを持っていたので戦闘組だった。
その後、戦闘組は付近の調査へ、非戦闘組は目覚めた場所の整備をした。
彼の言葉は的確だし、彼のおかげで水と食料を得られるようになった。
そして、歯車が狂い始めた。
最初の事件は10日を過ぎた頃だった。
戦闘組の男性1人が非戦闘組の女性に襲い掛かったのだ。
そのことをフリートに言うと。
「別にいいじゃないか。彼のおかげでお前たちは生きていられるんだし。」
その言葉聞いた非戦闘組の女性は驚いた。
と、同時に地獄の日々が始まった。
それから、非戦闘組は様々な理不尽に襲われた。
女性は犯され、男性は理不尽な暴力を振るわれる。
アイネとは、純潔を奪われる前に結ばれたが、そのせいで一晩中やられたそうだ。
それを打開するために、非戦闘組は逃げることを決意した。




