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少年が倒れていました。

 畑から始めての収穫をして数日が経った。

 普通に育てると豆の方は半年ぐらいはかかるので、成長スキルでも20日ぐらいかかるそうだ。

 なるほどだから、3分の2にしたんだ。

 そんなある日。

 畑も順調だし本格的に樵をしようと話し合っている時だった。

 「ジェシカ、ユウト、ちょっと来てくれ。」

 「何があった?」

 マークの言葉に立ち上がりながら聞く。

 「人間が倒れていた。」

 その言葉に俺らは驚いた。


 取りあえずその倒れていた人物はボロボロだった。

 しかも近くでアリアが狼を追い払ったと言っていたからそいつらに追われていたのだろう。

 部屋に運びジェシカが回復魔法をかける。

 ユウトはジャガイモを潰したスープを作っていた。

 「うっ・・・うぅ・・・」

 「大丈夫?」

 ジェシカの言葉に倒れていた男はゆっくりと目を開ける。

 「ここは?」

 「私たちの集落よ。あなたはその近くで倒れていたの。」

 「本当ですか?」

 少年は聞きなおす。

 「ええ。怪我の方はもう大丈夫そうね。起きれそう?」

 「はい。ありがとうございます。」

 そう言って少年は体を起こす。

 「おっ、起きたか。」

 スープを作っていたユウトが少年が起きたのに気付きスープをよそって渡す。

 「空腹と栄養失調の傾向があったからろくに食事を食べてないだろ?」

 「ありがとうございます。」

 味付けはジャガイモと塩だけだが、少年をおいしそうに食べ終える。

 「ありがとうございます。」

 「それでどうしてこんなところに?」

 その言葉に少年は涙を浮かべながら言う。

 「どうか、僕達を助けてください。」

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