敵対する人間が来ました。
スキルを調べて数日。
狩りの方法は少し変わった。
ユウトの意見でウェンの爆発の衝撃を利用し始めたのだ。
おかげで干物や塩漬けは増えている。
そして、室と言うか穴を掘って倉庫を作った。
今、保存食はそこに置かれている。
漁を終えた後、ウェンがユウトに聞く。
「そう言えば、保存食はもういいんじゃないか?」
「いつまでこの世界にいるかわからないし、一応冬を越える準備をしておきたいんだ。」
「なるほど。」
そこまで先を考えているとは思わなかった。
「まあ、四季があるとしたら今は春から夏の間ぐらいだと思うけど。」
「そうなのか?」
「ああ、毎日気温を確認しているからな。」
流石はユウト。先のことまで考えている。
「きゃ~~~!?」
そんな時、女性陣の悲鳴が聞こえた。
ジェシカたちはいつものように山菜の群生地を回っているとアリアが反応する。
「あっちから何か来る。」
「ゴブリン!?」
「もう少し大きい。大体、170cm前後の人型。数は6。」
そう言った時茂みから男性6人が出て来る。
「あの時の?」
何人かは見覚えがある。
一緒に川まで来たが、協力を断られた者達だ。
「どうしたの?」
「た、助けてくれ。」
そう言って1人の男性が近づいてきた。
「何があったの?」
ジェシカは前に出て・・・
「下がって!」
「えっ?」
アリアが言った時には既に遅く、ジェシカは捕まり首下にナイフを当てられる。
「何のつもりよ!?」
「おとなしくしやがれ!」
そう言ってジェシカの首を片手で絞める。
10秒ほどで解放されたが大人しくする。
「食料を渡しやがれ。じゃないとこいつが大変ねことになるぞ?」
その時・・・
「きゃ~~~!?」
アリアが悲鳴を上げた。




