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僕の能力<ちから>  作者: しふぉん
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能力の解放

こんにちわ。しふぉんです。この作品が二つ目になります!一つ目と同時進行していくので少し更新が遅くなるかも知れませんが楽しく読んで頂けると幸いです。それではお楽しみください。

ここは地球のどこかにあるなんかの施設。


場所も時間も自分が誰なのかも分からない…


ただ一つだけ分かっている事がある。


それは…《俺は普通の人間ではないということ 》


そういう風にされたのはここに入ってから3日位たったときだ。


この施設の従業員であろう男が俺を実験室に連れていった。そこでされたのは…≪能力の解放≫だ。


俺の体の中にはあらゆる能力が眠っていた。


人の心が読み取れる能力,超人的な運動能力,本などを一瞬で暗記できる人を越えた記憶能力,遠くが見える千里眼,天気を操れる能力,物を出せる能力,回復治療ができる能力今はこれだけしか目覚めていないらしい。


これだけということはまだ能力が眠っているということだ。


でも何で俺なんかにこんな能力があるんだ。


俺は親の顔すら覚えられない位の時に捨てられてここに入れられたらしいがここにいる従業員に聞いたのだがここは普通の人間は入れないという。


つまりここに入れられている子供達は皆何かしらの特別な≪ちから≫があるということだ。


誰がどんな≪ちから≫を持っているかはここの従業員達以外分からないらしい。聞いたとしても教えてくれない。それがわかってるから皆聞かないんだろう。


そもそもここにどんな奴がいるかすらよくわかっていない。というのもここに俺が入ったのが数日前だしここに来てから従業員以外誰も見ていない。


ここの子供の存在は従業員が愚痴を言っているので知った。


あともう一つ知った事がある。


ここに入れられている子供達は一人一つの能力しか持てないという事だ。


でも俺は特殊で複数の能力を持てるらしい。理由は分からない。


だがこれだけは分かる。


俺は何かに<利用>されるということだ。


何に利用されるのかは知らされていない。いったいここの奴らは俺を、いや俺の能力を何に使う気なのだろう。


考えても考えても出てくる答えはただ一つ。


<世界の征服>それだけだった。


俺はここに入れられている子供達の能力を全部持っているらしい。それに能力のちからが何倍も強いというらしい。つまり俺一人いれば世界は征服出来るということだ。


しかし能力を使うと体力を消耗する。使い続ければいつかは力つきてしまうだろう。


しかしこれも俺は特殊なようでいくら能力を使っても朽ち果てる事はないらしい。


だが気をつけなければいけないことがある。


いくら俺が特殊だからといってもこれだけはふせげないらしい。


それはこの世にある能力で一番強い能力を使うときだ。


俺の体にはまだ複数の能力が眠っている。そのなかに一番強い能力があると従業員達が言っていた。


自覚症状は全くない。


あったところで特に問題はないだろう。


だって俺は利用されることでしか生きて行けないんだから。惨めなんて思ったこともない。悲しい、寂しいなんて知らない。


知っているのはここの奴等が俺を必要としていることだけ。


今日は 今から何をされるのだろう。


痛みや苦しみ等は感じたことがない。


だからどんなことで痛みや苦しみを感じるのか知りたいと奴等にいったら≪いいだろう。教えてやる≫といわれた。


何故か少し心が踊った。


初めてだからなのか。


何かをしてもらうことが。


『嬉しい』という感情を覚えた瞬間だった。

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