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422話 会いたいな

 遅くなりました。すみません。(´・ω・`) 何話か試しにかいても、これじゃない感が半端なく、投稿できなかったです。活動報告にでも近況書けばよかったですね。すいません。

「なんだか、疲れちゃったな」

 ログアウトした僕は、明日の朝練でまた正也がうちに来ることも忘れてぼんやりしていた。フラットさんに出会えたことは、正直嬉しかったがどこか悲しくて複雑な気持ちになった。フラットさんもそれがわかっているからか、あまり絡んではこなかった。気づけば僕はパソコンのファイルを開いていた。

 写真代わりのスクショは、しかし今やっているゲームのものではなく、以前やっていたもの。画面の中で、小さなお城を背景に笑っている銀髪に青目のアバター姿の僕。その右隣には水色の短い髪に紫色のヘアバンがよく似合う、ちょっと凛々しい系の綺麗な女剣士に、青色のローブをまとい、天然パーマの長い黄色い髪を背中でまとめた、可愛い系の魔法使いの少女。そして、眼鏡を掛けて、盾を両腕に装備した、筋骨隆々のゴリラ。

 うん、人型ではない存在が一名混じっているが、彼も僕の仲間だった。

 写真の中で、僕もみんなも楽しげに、とても嬉しげに笑っている。まるで、この先に何の不安もないかのように。

「・・・・・・・・・・・・。」

 思わず息を吐く。心に刻まれた傷がぱっくりと口を開き、苦くて重くてどうしようもない感情がせり上がってくる。

 終わったことだと、まだ諦めきれてない、踏ん切りがついていない自分を自覚して、落ち込む。

「会いたい、な」

 会えないことがわかっているから、せめて今だけ。自室にいるときぐらい、自分に素直になってもいいだろうと、望みを口にする。

「会いたいよ、みんな」

 少しだけ机にもたれ掛かって、弱音を吐いてから、僕はパソコンの電源を落とした。

 


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