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416話 ハイドに先越された

 PKKとは、一般的にPK(プレイヤーキラー)(キラー)する、いわゆるPKの敵である。さてさて、今回寄せられた情報ではジャングルと化した中庭で、探索中に弓を射かけられたり、襲われたりすることがあったということだが。

 中に入ってびっくり仰天!いや、だって。ハイドが嬉々として何かを糸でぐるぐる巻きにしながら、まるかじりしてる場面にバッチリ遭遇しちゃって。

 バリバキバキと、グロい音が響いて、断末魔の叫びが上がった。そういえば、元々ハイドの場合、住み処がこんなジャングルっぽいマップだったから、こういうところの方が得意なのは知ってる。それで、シヴァが薬を作る間は暇で、たまたまジャングル化した中庭が居心地よくて、うろついていたら、うっとうしい気配がしたから、邪魔者を排除したんだって。

 へー、と感心していた僕は、普通に探索メインのプレイヤーは襲わないように忠告して、PKが撲滅されたことをちょっと残念に思った。

「せっかくPKKできると思ったのになぁ」

「残念だな」

「隊長もテルア君も残念そうだね。それなら、中庭奥にいるトレントのボスを狩って狩って狩りまくるのは? 弓矢がメインの友達から泣きつかれてて」

「素材集めも、悪くないか」

 そうして、薬が出来上がるまで僕らはトレントを狩りまくった。途中、PKも出たけど、気配を察したハイドが忍び寄り、ぐるぐる巻きにして、かぶっていた。

 しばらく蜘蛛がトラウマにならなきゃいいけど。合掌。

 


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