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367話 イベント前の協力依頼

「おい、なんなんだ、これは!?」

 クレスト神の悲鳴に、ロード神はとてもいい笑顔でサムズアップした。

「似合ってるよ、クレスト!!」

「なんで儂まで付き合わされてるんじゃ!?」

「やるからには徹底して、やるのがオイラの主義だから!! 他の神々も誘ったんだけど、ノリ悪くってさ。仕方ないから、主神に生け贄選んでもらった」

「何やってんだ(じゃ)、主神!!」

 二柱からの怒りの矛先をさらりとかわしてから、少年神はさらに、ダメージを与えてくる。

「いやー、今回はカチにも小道具依頼してさ、見て、ほら!!」

 まるで自慢するように取り出した小道具の数々に、さらに、武神と魔神は顔をひきつらせる。

「本当にやるのかの? 儂、テルアに嫌われたくないんじゃが・・・と、いうか断る」

「俺も今回はじいさんに賛成だ。理由としては、これを着たくねぇ。動きにくそうだし」

「そんなこと、言っていいのかなぁ〜? ふっふっふ。オイラが何の対策もなしに誘うとでも、思ってるんだったら、甘いよ! これを見てもまだ断れるなら断るがいい!!」

 ばっとロード神が見せたそれ(・・)を見た瞬間、二柱は視線を外せなくなった。

「プレミアムでしょ? ふっふっふ。このためにオイラはしばらく孤島に行ったりなんやかやしてたんだ。後で眷属に仕事溜めてるのばれて大変だったけど・・・期待してもいいよ! できは保証する!! 協力してくれるなら、二人にこれを進呈する!!」

 途端、先程まであんなに嫌がっていた二柱は考えを翻した。

「ふむ。仕方ないのぅ。今回は手伝うとしよう」

「よく見てみれば、武器もそれなりに趣あって、使ってみるのも楽しそうだしな。俺も手伝ってやる」

「ありがとう! 持つべきものはやっぱり友達だなって、オイラ思うよ」

 二柱の弱点を的確に突いて、協力を約束させたロード神の機嫌は最高潮に良かった。

 こうして、今回のイベントに三柱の神々が飛び入り参加することになったのだった。


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