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334話 そして彼は叫ぶ

「もっふもふ。もっふもふ。もっふりもふっともっふもふ♪」

「変な歌歌うのやめろよテルア。ったく、なんでこんなことになってんだよ」

「え、だって正也がついていきたいって言ったよね?」

「言ったけどな? 移動魔法でひとっとびとか、考えられるわけねぇだろ!?行ったことないくせに、なんで飛べるんだよ!?」

 僕はマサヤの前に一冊の本を突き出した。


 世界のダンジョン〜今日から君もダンジョンマスターだ!〜:著 魔神ジャスティス 

(魔神ジャスティスのサイン入り)


「移動魔法を覚えたのと、魔界に行くって課題をさっさと達成したご褒美にじいちゃんからもらったんだ! 全ダンジョンを網羅してるすごい本で、今覚えてる最中なんだけど・・・」

「魔神、甘すぎだろ、お前に対して!?

何これ? なんで知識系の本ばっかもらえてんの!?」

「じいちゃん、かなり頭いいから。それと、僕が読み終わってからみんなに渡してまわし読みしてるんだ。時たま抜き打ちテストとかされるし」

 ちなみに、抜き打ちテストには合格ラインがあって、不合格だと、じいちゃんからの補習が待ってる。なので真面目に覚えているのだ。

「もはや、学校だな。と、いうよりもお前なんでそんなにいく先々でついてるんだ? 何かコツみたいなのがあるのか?」

 僕は考えて、一つ思い当たることを話した。

「そういえば、最初に運を100にしたかな。運のよさが結構でてるのかも?」

「ちなみに、今のステは?」


 僕は自分のステータスを表示してマサヤに見せる。



名前 :テルア・カイシ・クレスト

メインジョブ:魔物使い(基本職、Lv66) 

サブジョブ:道化師(レア職、Lv52)

LV :1

HP :16543

SP :10268 

力  :4421 + 420

敏捷 :5670 + 567

体力 :4013 + 401

知力 :4895 + 490

魔力 :4123 + 412

器用 :4033 + 403

運  :1000

かっこよさ:63 + 1000


スキル 剣術Lv 63 拳術Lv50 槍術Lv20 斧術Lv22 銃術Lv20 弓術Lv26 杖術Lv28 武器術Lv59 舞踏Lv41 道化術Lv43 火魔法Lv42 水魔法Lv56 風魔法Lv63 地魔法Lv45 闇魔法Lv44 光魔法Lv67 幻惑魔法Lv51 唄魔法Lv14 神聖魔法Lv27 時魔法Lv6 移動魔法Lv10 結界魔法Lv36 精霊術Lv45


魔物調教Lv71 気配察知Lv86 危機察知Lv84 急所察知Lv72 威圧Lv64 覇王の威圧Lv29 


鋼糸Lv62 超音波Lv21 なめるLv1 タフネスLv88 不屈の闘志Lv15 解析Lv24 採取Lv43  魔法具作製Lv15 眷属化Lv25  武神との通話


 毒耐性Lv30 麻痺耐性Lv30 魅了耐性Lv30 混乱耐性Lv30 魔封耐性Lv30 気絶耐性Lv30 瘴気耐性Lv30


称号 魔神の加護 魔物博士 武神の期待を背負う者  武神の眷属 魔術の守護神の生徒 太陽神の友達 豊穣神の守護 風の大精霊の祝福 水の大精霊の祝福 鬼神が認めし者 ゲテモノマスター 鍛冶神の押し掛け弟子


装備品 魔剣ソーマ 鋼糸の黒服(テルア・カイシ・クレスト専用。魔神の紋章の刺繍入り)

 鋼糸の手袋(テルア・カイシ・クレスト専用。魔神の紋章の刺繍入り)

 鋼糸の編み込みブーツ(テルア・カイシ・クレスト専用。魔神の紋章の刺繍入り)

 鋼糸の黒ハチマキ(テルア・カイシ・クレスト専用。魔神の紋章の刺繍入り)


装飾品  水龍王の爪のネックレス

 地龍王の鱗のブレスレット

 火竜王の爪のイヤリング

 風竜王の牙のアンクレット

 聖光の指輪

 Lv1の指輪

 木彫りのお守りLv32(チャップ作)


 持ち物はあまりに多数なために表示しなかったけど、それでも、マサヤが絶句していた。


「え? ちょ、なにこれ? なんなの、このステ。下手な中ボス並なのに、Lv1?」

「あぁ、師匠にもらった指輪の効果だね、それは」

「HPとSPなにこれ? なんで高Lvプレイヤーが泣いて現実逃避しそうな数字?」

「うーん、称号が増えた影響っぽいね、そこは」

「魔法の種類がおかしいんだけど」

「こないだ特殊魔法について教えてもらったばかりなんだ。だから、そっちは結構魔法Lv低いでしょ?」

 マサヤはすうっと大きく息を吸い込んだ。僕は耳を塞ぐ。

「あり得ねぇぇええええええ!!」

 全ての気持ちがその一言に凝縮されていたのだった。





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