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324話 もふもふが来た!

 じいちゃんの移動魔法でクレストのおじさんの居城に移動した僕たちは早速手荒い歓迎を受けることになった。

 グォオオオオオオオオン!!

 咆哮を上げるのは、左側に山羊、真ん中にライオン、右側に(たか)の三つの頭を持つキマイラだった。胴体はライオンであり、そこに大きな翼がついている。尻尾は蛇だ。体長は十五メートルぐらいだろうか?

「これが、ここの門番じゃ。倒さん限り、中には入れんで・・・・・・ぐえっ!?」

「じいちゃん、すごい! もふもふだよ、大型のもふもふだよ!? これ、相手にしていいの? 思う存分あの首筋の毛並みとかなでまわしていいの!?」

 じいちゃんの首を掴みながら、僕は叫び出しそうだった。

 既に僕のテンションはハイを通り越してマックスだ!

 だって、すごいよ、これ!? 絶対に、あの毛皮とか手触り良さそうなんだもん! 

 このチャンスを逃してなるものかと、僕は移動魔法でキマイラの背中に移動した。

 あぁ、嬉しい! 夢にまでみた巨大もふもふがここに!!

 ぶるん、ぶるん、と大きく首を振られても、残念ながら鋼糸でとっくに僕の体はキマイラに固定されている。

「うわぁーい! あ、すごい、空飛ぶんだ!? いいなぁ、おお! 地面に激突は、僕の趣味じゃないなぁ! あはははははは!」

 地面に背中から激突されても僕はピンピンしている。何故って、風魔法で見えない風の鎧を身にまとうようにしているからだ。

 あぁ、幸せだ。幸せすぎる!

 僕はキマイラの相手をしてて十分楽しんだところで、キマイラを氷像に変えたのだった。


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