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155話 小噺 主のこと 2 (※シヴァ視点)

 早速みんなに薬を飲んでもらおうと画策したんだけど、なぜかみんなに断られる。なんでだろ? ぬるぬるしてるけど、味はいいのに。まぁ、確かに見た目はちょっとグロテスク・・・かもしれない。でも、黄緑色の煙が立つだけだし、その臭いがちょっと刺激臭に似てるからって、そこまで断らなくても・・・飲んでみたら、きっとみんな見直すのに。


 少しがっかりしながら、どうしたものかと考えていると。

「ん? それ、茶か? 丁度喉渇いてたんだよ、くれねぇか?」

 武神クレストがいつのまにかやって来ていた。いつも思うけど、武神なのに忙しくないんだろうか? 疑問が大きくなる今日この頃である。


 いや、それよりも問題は。武神クレストがせっかく淹れた特製のお茶を飲んでしまったことである。

「んー? なんだ、これ。口の中が変なことに・・・」

 もわっと上がる煙に、武神クレストは目を白黒させて。やがて、バタン、と、その場に倒れ込んだ。

 だ、大丈夫!?

 慌てて、倒れた武神クレストを介抱してみると。


「あり? ここは、どこだ? 俺、なんでこんな場所に?」

 何故か記憶喪失になっていたのだった。

 お茶、そんな効果があったんだ。

 でも、どうしよう? 記憶を取り戻させる薬を調合するしかないかな。

 うぅ、やっちゃったよ。

 失敗に慌ててしまいながら、どうすればいいか途方にくれるのだった。


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