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時恋  作者: luv
2/2

vol.1

「晴香~?」


「はやっ!ちょっと待って(>_<)」


「入るぞー」


「はーい」


私は藤沢晴香。今日から中学生。


入学式なのに寝坊寸前の私を家まで迎えにきてくれたのは、池内和希。こちらも中1。


ものごころついたときから、ずっと一緒にいる幼なじみ。


幼稚園も小学校も、そして中学校も、ずっと一緒。


「早く着がえろー!」


「えー寒いー」


「は?!ふざけんなよ、脱がせるぞ!」


「キャー変態ー、ってか時間ヤバ!もっと早くきてよー」


「お前のせいだろ。」


「えー」


まわりからみたらただのバカ2人組だけど、“幼なじみ”だからこそできる他愛ないやりとり。


私は仕方なく服を脱いで、新しい制服に。


いろいろ言っておきながら、結局和希と2人で着替えていることに特に意味はないけど。


ようやく着替え終わり、そろそろ家を出る。


そういえば、私の父と母は旅行中…というか出張中。


2人してそろってニューヨークへ行ってしまった。


私は“英語がわからない”ということで家には1人で住んでいる。


ときどき近所のおばさんが「元気ー?」とくるから、1人ですむことに問題はない。


合いかぎは、和希が持ってる。家族みたいなもんだから。


そんなことを考えてたら…


学校についちゃった。


ずっと和希の後ろ姿をみてたから…、道がわかんない!


「和希~~~~~」


「なんだよ」


「道~~~~~」


「は?」


「み・ち!」


「主語は?」


「道!」


「述語は?」


「へ?」


「なに?」


「道!」


「道?」


「うん。和希についてきたから覚えてない!」


「うわー、帰りファイトじゃん。」


「ねーぇ!お願い!」


「俺ん家にくるの?」


「えっ?!」


「何したいの?」


「はっ?!変態ー(O_O)」


「え、なに考えてんの?」


「もぉー!うちきて!って言ってんのぉ!!」


「何すんの?」


「なんでもいいじゃん!」


「わー、変態。」


「ちーがーう!」


「…笑、またあとでね。」


「うん。」


「「……って、同じクラス?!」」


席は遠いけど、なんだかこれから、ずっと、1日中一緒にいる気分になった。

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