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少女、陰陽師.  作者: 桜凛
-悪鬼編-
4/9

(4)少女、友と.

次の日、小曽根凛はDABをいじっていた。土日、小曽根凛は「FKドーム」で吉倉亜美佳と待合わせをしていた。

DABと言うのは様々な機能が備わった情報端末である。現在、テレビ時代が終わった今、DAB時代。DABでは15局以上のテレビ番組を見れたり離れた友人や家族とメールやチャットが出来たり、ショッピングが出来たり・・・これを持っていれば一年間動かなくても生きていけるのだ。

最初に戻り....と、言うのは吉倉亜美佳には好き・・・いや、愛している美少年アイドルグループがある。その名は「color6」。美少年で結成されたアイドルグループであり、10代からの指示が90%ともっとも今、ブレイクしているアイドルグループである。

「color6」、つまりは6人居る事になる。メンバーにはそれぞれのイメージカラーがあり、ピンク・黄色・黒・水色・青。――――――――お気づきだろうか。5色しかない事に。あと一色、それは情熱の赤。現在は何らかの理由で活動を休止している為に5人で活動をしている。

今日は「color6」の初LIVEである。

「遅れてごめ~ん。いやさあ、こんな大切な日に寝坊しちゃってさ・・・」

「別に良いですよ。」

小曽根凛の今日のファッションは、ピンクの可愛らしい花柄ワンピースに黒いカーディガン。長い黒髪はポニーテールに、そしてピンク色のリボンが着いたカンカン帽。足黒い小さいリボンが着いたパンプス。と、可愛らしい格好で来た。それに対して吉倉亜美佳は黒いスキ二ーパンツに白いネックロングTシャツ、黒いジャケット、そして足はスニーカーとシンプルな格好で来た。

「亜美佳さん、シンプルな格好で来ましたね・・・・」

「何言ってるの!?そんな凛みたいな格好してたら騒げないじゃない!LIVEは騒ぐ為にあるようなもんよ‼・・・・今日は騒ぎまくるわよ!」

そんなこっちゃ、小曽根凛は知ったこっちゃない。吉倉亜美佳はいくつものアイドルグループのLIVEに行っており、LIVEに関しては詳しいが小曽根凛はLIVEなど行く暇はなく、毎日の様に陰陽術の修行ばかりだった。為、「color6」と言うアイドルグループも知っている訳がないのだ。

「私達って幸運よねえ・・・・。」

「何で?」

「だって、color6のメンバーが全員私達の通ってる学校に居るんだもの♪」

color6は元々、城ヶ白学園で結成されたアイドルグループでありとある生放送番組に出演した事から「カッコイイ」「イケメン」などの評判が良かった事から正式に活動する事になったのであった。もちろん、活動を休止している一人も城ヶ白学園に居る。

メンバーは城ヶ白学園高等部の1~3年の生徒で結成しており、別名「神グル」(神なグループの略)とも言われているそうだ。

「そうなんですかあ・・・それは初めて知りました♪」

「リアクション薄ッ・・・・あ!もう入場始まってんじゃん!さ、行こ!」

吉倉亜美佳は小曽根凛の腕を強く引っ張り、会場へと入った。

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