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少女、陰陽師.  作者: 桜凛
-悪鬼編-
1/9

(1)少女、凛.

2040年――――――、5月、人間界。



―――――――私立城ヶ白学園。

エリートによるエリートの為のエリート高校である。

一クラス10人、一学年4クラス40人と言う小規模な高校である。


城ヶ白学園には、普通の人間は入学出来ない。


どんな意味かと言うと、能力のない人間は入学出来ないと言う意味である。入学出来る者の例は、超能力者(能力者)・陰陽師など、一般的な人間が持たない能力を持っている者だけが入学出来るのだ。

そんな高校に一人の少女が通っている。

「凛、次、能力別授業だよ?」

小曽根(おぞね)(りん)

2-3、アニメ大好き(オタク)、眼鏡っ子、完璧美少女。

そしてなによりも鈍感少女である。

「え、あ、うん。」

小曽根凛、小曽根一族期待の陰陽師である。

2040年5月現在、陰陽師は三つの一族に分かれている。その一つが小曽根一族であり、小曽根凛は小曽根一族の中でも断トツと言っても良い位に強い、そして完璧な陰陽師である。

全国でトップだった父もぬいてしまった程の小曽根凛だ。

「私、何処だっけ・・・?」

「陰陽師は確か・・・校庭じゃなかったっけ?」

「ありがとう、亜美佳さん‼」

吉倉(よしくら)亜美佳(あみか)

2-3、吉倉財閥の令嬢。

超能力者、能力はアタッククラッシュ(念動砲弾)。アタッククラッシュと言うのは好きなところに爆発を生み攻撃や自分の加速度を上げたりできる能力である。一般的な超能力者は能力は一つしか持っていない。一つ以上持つと自分の体が危険な状態になってしまうからである。だが亜美佳は二つの能力を持っている。その能力とはダミーチェッカー(認識阻害)である。簡単に言えば、自分の姿を消せる能力である。

そして、歌手でもある。


ビューン・・・・


「風・・・・・」

強く、冷たい風が吹いた。

「おかしいなあ・・・。今日の天気は晴れだったんだけど・・・・」

「・・・・・」

小曽根凛は窓から校庭を覗いた。



小曽根凛は感じていた。

何かを。

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