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第十九話 久々の再会

「え・・・みぞれ?」

「ふふ、久しぶり~、しゅーうちゃん!」


俺は、驚いた。とても。

だって、異世界なのに目の前に幼馴染がいるからだ。


加藤霙(かとうみぞれ)、俺の幼馴染だ。

俺が幼稚園生の時に仲良くなった。

俺と同じ何かを収集するのが好きな人だった。

だから幼稚園の時はよく虫取りとか、道端に落ちてる不思議な形の石だったりを集めたりしてよく遊んでいた。

そこから小学校も一緒だったし、中学校も一緒だった。

その時からは、本だったり、お菓子や漫画雑誌の付録とかも集めるようになった気がする。

お小遣いが多い日には、二人でフィギュアだったりも買ったような気がする。

けど、幼馴染とは言ってもみぞれの方が1歳年上なので、俺は弟みたいに思われてて、みぞれのペースに引っ張られる事も多かった。

けどみぞれが中学を卒業してからは別々になって、そこからは連絡を取り合ったり、たまにあっては一緒に収集したりするぐらいになったりして、みぞれが大学に行ってからは、お互い忙しいためか、あまり連絡も取らなくなった。

連絡やたまに会うぐらいになってるのは、高校も大学も別々だったし、中学校を卒業してから、みぞれが遠くに引っ越したためだ。

大学に至っては、俺が県外の大学に行ったため、ほぼ会えなくなった。

そこから長く会っていなかった。

だから、会えたのは嬉しい。だがな、


「なんでここにいるの?」


俺は驚きのあまり、久しぶりとも言わずこの言葉が飛び出した。


「ん~、車にはねられて気が付いたらこの街にいたの。」


やっぱここにいるってことは前世で死んでるのか。

車にはねられて、かわいそうに。


「ていうか、死んだって聞いた時悲しかったのよ。葬式で私、号泣したんだからね。こんなところで生きてるなんて、私の涙返してよ~!」

「いや知らねぇよ、てかお前も死んでるんだから、順番が逆だったら俺だって同じ行動とってると思うよ。」

「知らねぇよって酷い!ま~でも、また会えて良かったよ~。」


そう言ってみぞれは笑った。

顔立ちは、子供っぽさが消えて大人っぽくなってるのに、笑顔はあの時と同じに見えた。

あの時から、中身はあまり変わってなさそうだな。

呼び方だって変わってないし。


「しゅうちゃん、ここにはいつから来たの?」

「うーん、数えてないからわからんけど大体1、2週間ぐらい?」

「だからそんな服着てるの~?」

「ん、ああこれ?魔法のローブ。」

「魔法⁈ここってそんなのがあるの⁈」


この様子を見るに転生してきたばっかだな?

よく見たら服もこっちのじゃなくて、スーツだし。

仕事帰りにはねられたってわけね。

でも荷物は持っていない。

俺も実はそうだったが、仕事に持ってってる荷物やスマホが消えている。

なんでだろうな?


「まぁ、色々教えたいところだが先に服買いに行こうか。その格好はここだと結構浮くし。」

「あぁ、さっきから私を見る視線がすごいな~って思ってたけど、この服のせいなのね。」


というわけで、俺たちは近くの服屋に入ってみぞれの服を買った。

みぞれの服は、黒色が強めの紺色の服に、同じく紺色のズボン。それぞれ銀貨3枚。

そういやこいつ、紺色系統の服好きだったな。

だけど、髪の色は紺色じゃなくて白に染めてんのね。

でもみぞれって名前にもあってて、結構似合っている。


「どう?しゅうちゃん?似合ってる~?」

「相変わらず紺色好きだな。ま、似合ってるよ。」

「ありがと~。」


そういやこういうやり取りを普通にやってるけど、こんなんだから、よく恋人に間違われるのかな?

ちなみに、俺もみぞれも恋愛には全く興味がないので、そのことをからかってきた友達に話すと残念な顔をされる。

多分今も変わらんだろう。

今では、異性って意識するより、めっちゃ仲良い親友みたいだと感じている。


「しゅうちゃんはここで何かやってたりするの~?前みたいに収集してたりするの~?」

「しようとしてるな。この世界にはスキルがあるからそれを収集しようと思ってる。」

「へ~、スキルか~。面白そう!私も一緒にやっていい?」

「いいけど、色んな所を冒険したりするから、大変だぞ?」


そもそも、それ以外のことも大変だったりする。

やるなら、みぞれも冒険者ギルドに所属させる必要がある。

あとは、みぞれに魔法とかを教えないと、いざという時に大変だ。

ここじゃ、魔物がいるから、前世の常識が通用しないし。


「全然いいよ~。異世界ってことは冒険者?ってのがいるでしょ?私もそれになればいいだけじゃん。」


冒険者のことわかってんのかい。


「私だってこの手の物語は結構読んだのよ?。」

「ああ、それなら知ってるのも納得だわ。」

「じゃあ早速冒険者ギルドに・・・」

「待て、今日はもう遅い。宿代はだしてやるから、俺が泊まってる宿の空き部屋にでも泊まってろ。」

「は~い。」


というわけで、俺に冒険者とスキル収集の仲間が出来た。

ただ、こいつのペースにまた引っ張られたりしないだろうか。

そう心配する俺だった。

新キャラ登場!

けど物語中でもあったように恋愛描写はほぼないかもしれませんけど。(そもそも僕が恋愛ストーリー書くのが苦手ってだけで)

でもタイトル通りのスキル収集に本格的に手を出せそう。今のところスキル収集要素がほぼなくて、タイトル詐欺みたいになってるから、ちょっと助かる。

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