第一話 異世界に転生していた
ステータスに新しく、種族格というのを追加しました。
目の前に見える青い空。俺は結局、生きていたのか?
いや、あの時感じた感覚だと、生きることは不可能だ。なにせクッッッッソ痛かったからな。
・・・じゃあここはどこなんだ!ってなりますよねその考え方だと。
でも今は不思議と痛みを感じない。
もしかして天国か?それなら痛みがないのも納得だ。
本当にそうなのか、試しに頬をつねってみた。
・・・痛い。てことは・・生きてる?
おいおいどういうことだ?
いや、まさかな。さっき痛みを感じた時にあの考えがふと浮かんだ。
本を集めて、それを読んでいた時期の時にあのジャンルの本を見たことがある。
”異世界転生”
さっきからその考えが脳裏をよぎる。
いやいや、まさかな。そう思い、俺は体を起こして周りの景色を見渡す。
そこに広がる景色は、大自然溢れる平原で、その奥には、体が異様にでかい牛やらヘビやら鳥やら。
雰囲気も絶対に日本じゃない。てことは・・・ホントに?!
「・・・マジかよーーーー!」
もう俺はそう叫ぶしか無かった。本当に異世界に転生してしまったようだ。
しばらくパニくって逃げた後で俺はようやく落ち着きを取り戻した。
さっき叫んだせいで奥に見えた牛みたいなのが、全力でこちらに向かってきたから俺も負けじと全速力で逃げたよ。
え?追いつかれなかったかって?
でかい木の上に逃げたらすぐ見失ってくれた。あの牛、アホで助かった。
で、今の俺はその木の上で色々考えていた。
異世界に転生というからには”スキル”がもちろんあるよなって思って、今はそれの使い方を模索中だ。
そして考えに考えた結果・・・分からない。
そりゃそうだろうな。でも、自分のステータスぐらいは見れるだろ。
そう思った俺はすぐ、
「ステータスオープン。」
と本で見たやつをまねしてみた。
すると俺の目の前に、ステータス画面が現れたではないですか!実際に見るとすげーな。
とここで俺のステータスドンッ!
ステータス
名前:シュウヤ・カミハラ
年齢:23
種族:人間
種族格:人間
レベル:1
体力:300
魔力:250
攻撃力:300
防御力:300
魔法:無し
パッシブスキル:無し
固有スキル:スキル取得補助
スキル:鑑定
なんかやけに項目が多いな。
ただ一つ気になることがある。体力、魔力、レベルなどはまだ分かる。
スキルの【鑑定】ってステータス見たり、いろんなのをどういうものか調べるやつだろ?
パッシブスキルは、常時発動。
でも今はそれじゃない。
俺のこの固有スキルだ。
名前からしてスキルを獲得する、確率をあげたりするやつか?いや、これは鑑定してみよう。
固有スキル【スキル取得補助】
スキルの取得を手助けするスキル。場合によっては見てたり、願ったりするだけでゲットできる。
は?最後の文、明らかにやばそうなんだけど。
場合によるけど見てるだけ?!願うだけ?!
これはかなりやばそうなスキルをゲットできたかも。
しかも固有スキル!俺以外は持ってないってこった。
これはすごい。最初は魔物にやられてすぐ死ぬと思ってたからこれで少しは安心だ。
あれ?でもこれ、スキルってどのくらいあるのだろうか。
そう思った途端に俺の収集欲が蘇ってきた。
このスキルさえあれば、いろんなスキルを手に入れられそう!
そう思うとワクワクが止まらない。
そして、
(俺は、いろんなスキルを集めてみせるぞーー!)
と、そう心の中で宣言し、この異世界を旅しながらスキルを集めると決意した。




