第十話 冒険者講習会 中編
ランクアップなどはよく分かった。
じゃあ魔物のランクや、その強さは冒険者ギルド基準だと、どうなるんだろう?
質問してみるか。
「はい。魔物のランクや強さはギルド基準だとどうなりますか?」
さて、どんな答えが聞けるかな?
「魔物のランクは冒険者と同じS~Eのランクで分けられているぞ。Sに近くなればなるほど強くなるな。」
なるほど、まぁこれも小説やゲームでよく見たパターンだ。
ただ、魔物の種族とかはどうなんだ?
前、マーダーウルフを鑑定したとき、種族格ってのが出てきていたが、あれも気になるな。
種族格がどういうものかは、詳しいことは分からない。
魔物個人のランクみたいなものか?
「あの、もう一つ。魔物の種類や種族格って何ですか?」
「ほぉ、よく種族格を知っていたな。」
「小耳にはさんだ事がありますし、俺は鑑定スキル持ちですので。」
「鑑定スキル持ちとな⁈こりゃ初めて見たぜ。」
グレゴリーさんからも周りからの視線が痛い。
ほんとに鑑定スキルはレアなんだな。
言わなければよかったかも。
「すまん、話がずれた。種族格とはその種族の力の差を表すステータスだ。ない種族もいるがほとんどの種族が持っているな。基本の名称は種族名→リーダー→ロード→キングの順が多いな。」
種族格、覚えておいた方がいいかも。
「そして種類。魔物の種類はたくさんいるぞ。特殊個体含めてどれだけいるか、副ギルドマスターの俺でも把握出来ん。」
ん?特殊個体だと種族が変わるみたいな言い方に聞こえるんだけど?それは俺だけ?
「あの、特殊個体だと種族が変わるんですか?俺にはそう聞こえましたが。」
「あぁ、そうだぞ。特殊個体と言っても種類があって、赤、青、黒、白、茶、緑の色の特殊個体。これは通称”色付き特殊個体”って呼ばれてるな。そして、種族自体が変わる特殊個体。通称”変化特殊個体”だ。こいつらは平均Cランクを超える種族だから戦わない方がいい。素材はすごい高値で売れるだろうがな。」
うーん、この世界の種族、めんどくさい。
もうちょっとすっきりした設定にしてほしかった。
「あと、君たちみたいな見習い冒険者だと知らない人が多いと思うが、”デモン化”ってのを知ってるか?」
デモン化?なんだそれ?
「はい!私、知ってます。元冒険者の父から聞きました。」
「知ってるのか。それがどういうものかはわかるか?」
「いえ・・・それはわかりません。」
今答えた人以外、みんな?みたいな顔してるよ。
一体どういうものなんだ?
「デモン化とはな、悪魔という種族が放つ悪魔の覇気というものを浴び、影響を受けたものがなる種族だ。この種族になるとステータスが大幅に強化される代わりに、正気を保てなくなるというデメリットがある。過去の文献に悪魔性人間が現れたというのが記録されていたが、ありゃ400年前だから、エルフやドワーフぐらいじゃないと当時の状況を知るやつはいないだろうな。」
なんだか、恐ろしい種族だな。デモン化したやつには絶対に会いたくないな。
とここで一旦講習会は終わり、休憩時間になった。
しっかり休憩して、午後の講習も頑張りますか。
長すぎて三部構成になっちゃいました。次で講習会を終わらせれるよう頑張ります。




