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一話 リア充と気づいたら異世界

初投稿です。よろしくおねがいします。誤字脱字修正もよろしくおねがいします。

住み慣れたアパートの一室、見慣れた天井。今日もまた新たな1日がやってきた。

「嗚呼、今日も学校か。ただ、今日こそあの子に、告白するんだ!たとえ振られたって良い。この自分の思いさえ打ち明けられればきっと、きっと!」


 俺の名は柿澤康太郎。どこにでもいるオタクの高校2年生だ。そして今日、俺の思い人である水野こりんに告白するのだ!

 そして今日は高校2年生の修了式。今打ち明けられなければ、もう想いを伝える機会はないだろう。だから俺はこの想いを伝える。


修了式が終わりLHRも終わった。俺は今からこりんに告白する!

「み、水野さん。ちょっと来てくれないかな。」

俺は勇気を出してそう言った。

「な、なんですか?柿澤くん。」

「おっ、康太郎。もしかして告白か?」

「なっ!ち、ちちちち違いますー!」

今チャチャを入れてきたやつが俺の親友

中山淳人だ。取り柄は筋肉!だ。

「と、とりあえずこっちきて!」

俺は顔を真っ赤にしつつ、水野さんの手を引っ張って人目の少ないところに行った。


「だ、だから何の用ですか?柿澤くん」

水野さんの目には俺がどのように映っているのだろうか。

まあそれは良いや。これは俺の一世一代の挑戦なんだ!

「水野さん!一目見た時から好きでした!俺と俺と付き合ってください!」


「(顔真っ赤で手で顔を覆う)

 ………はぃぃ」


よっしゃー!俺に恋人ができたぜ!


「ありがとう!改めてよろしく!」

 この時の俺はまさかあんなことになるなんて思いもよらなかったんだ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


カッカッカッカッカッカッカッバタン

「よしこれで………ようやくあの者共を…クックックッ アーハッハッハッ」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「勇者様方。どうか、どうかこの地に再び現れていただけませんでしょうか。

  勇者 柿澤裕翔様

  賢者 中山透様

  聖女 水野深稚華様」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


俺は中学校一年生の時に交通事故で父を亡くした。母は、俺が4歳の時に病気で亡くなっている。それから一年間くらい心を閉ざしていたんだ。そんな時に転校してきた淳人に出会った。淳人は俺にアニメを勧めてくれたんだ。そこから沼って、いわゆる“オタク”というのになったんだ。まあ俺はここから、オタク→ガチオタ→厨二病って感じで、進行?しているんだけどね。うっ、頭がっ。だから淳人には本当に感謝しかない。こんな俺を助けてくれてありがとうっていつも思ってる。水野さんは俺の推しである、{タイムリープ!彼方ちゃん!}に出てくる{空坂涼音}に、めっちゃそっくりだったからだ♪まあ、それ以外にも淳人、水野さん、俺の3人は同じ時期にどちらか片方の親を亡くしているという共通点もあったのだ。(今日水野さんに告って初めて気づいたんだけど)俺たちの親に、何か共通点があったのかな?

「まあ、明日からきっと楽しくなる!だからもう寝よう!あれをやったらねー」

これやってみたかったんだよね〜!

プルル、プルルルルルル、プルルルル、ガチャ


「もしもし水野s、こりん」

「なーに柿澤くん」

「ううん、なんでもない。ただ声を聞きたかっただけ。憧れだったんだ〜こういうの」

「少し、わかるかも」

うんうんこういうのだよー!

「それじゃおやすみ」

「うん。おやすみなさい」

ガチャ、ツーッツーッツーッ


〈就寝を確認。これより意識体を魔法により抽出。出来次第、意識体を【フロムガリア】に転送致します。こちらで着ている服はあちらの世界でも反映されます。なお【フロムガリア】ではこちらの世界よりも時間経過が早い為こちらの世界の1分が【フロムガリア】では1時間となります。勇者様は7時間程眠られるようなのであちらの世界では7日ほどいられます。そして肉体が目を覚ます2分前に、つまり【フロムガリア】では2時間前に視界に文字が表示されます。最後に、【フロムガリア】では精神の成長が止まります。ご注意ください。〉


なんだ?頭に誰かの声が響いて?

【フロムガリア】?どこだ?魔法?

なんなんだよ〜!これはぁぁぁぁぁ…


〈転送が完了致しました。これより

待機モード(スリープモード)に入ります。マスター、これより待機モードに入ります。主、これより待機モードに入りm・・・〉


――――――――――――――――――――――――

こりんside


「うん。おやすみなさい」


はぁぁ。康太郎くんが、カッコ良さすぎる!あああああかっこいいよー!はぁはぁはぁ。よし!もう寝る!


〈就寝を確認。これより意識体を魔法により抽出。出来次第、意識体を【フロムガリア】に転送致します。こちらで着ている服はあちらの世界でも反映されます。なお【フロムガリア】ではこちらの世界よりも時間経過が早い為こちらの世界の1分が【フロムガリア】では1時間となります。聖女様は7時間程眠られるようなのであちらの世界では7日ほどいられます。そして肉体が目を覚ます2分前に、つまり【フロムガリア】では2時間前に視界に文字が表示されます。最後に、【フロムガリア】では精神の成長が止まります。ご注意ください。〉


えっ!なになに?頭の中にこえが?【フロムガリア】?一体どこ?それ?うぅ。康太郎くん、怖いよー…


〈転送が完了致しました。これより

待機モード(スリープモード)に入ります。マスター、これより待機モードに入ります。主、これより待機モードに入りm・・・〉


――――――――――――――――――――――――


淳人side


あいつら、まさか本当に付き合うわけじゃないだろうな?いや、待てよ。教室に戻ってきたあいつら、なんかオドオドしてたな。まぁいいや。寝よ。


〈就寝を確認。これより意識体を魔法により抽出。出来次第、意識体を【フロムガリア】に転送致します。こちらで着ている服はあちらの世界でも反映されます。なお【フロムガリア】ではこちらの世界よりも時間経過が早い為こちらの世界の1分が【フロムガリア】では1時間となります。賢者様は7時間程眠られるようなのであちらの世界では7日ほどいられます。そして肉体が目を覚ます2分前に、つまり【フロムガリア】では2時間前に視界に文字が表示されます。最後に【フロムガリア】では精神の成長が止まります。ご注意ください。〉


なんだ?頭の中に声が?まあいいや、寝よ。


〈転送が完了致しました。これより

待機モード(スリープモード)に入ります。マスター、これより待機モードに入ります。主、これより待機モードに入りm・・・〉


――――――――――――――――――――――――


康太郎side


うぅん。おかしい、俺はオタク部屋のベッドの上で寝ていたはずなのに、めっちゃ豪華なキングサイズくらいあるベッドの上で寝て居る。いや待てよ。これは、オタクなら誰でも憧れる「あの」台詞を言えるチャンスなのでは?


「「「知らない天井だ」」」


「「「えっ?なんでここにいるの?」」」


なんでこりんと淳人が俺と一緒に寝てるんだ?


『あの』


「えっと、こりん。君はどうしてここにいるの?」

「それはね、寝てたら頭の中に無機質な声が聞こえてきて、気づいたらここにいたの。康太郎君」

「なるほど。淳人はどうだ?」

「………その前に1つだけいいか?」

「?ああいいぞ」

「なんで、なんでお前らもう名前呼びなの⁈」

「「えっ?恋人って名前呼びが普通じゃないの?」

「やっぱり。お前ら付き合い始めたんだな?」

『あの』

「「なんでバレた?」」

「自分で言っただろうが!」


『あの!!!!!』


「「「…………………えっ?誰?」」」















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