【ネタバレ注意】三章・四章 キャラクター紹介ッ!!
開幕茶番です。
「なぁアニキ」
「お兄ちゃん」
「どうした二人とも。今から三章と四章のキャラ紹介だぞ」
「それは分かってんだけどよぉ。どーしても聞きたいことがあってよぉ」
「ん?」
「……なんでアタシの出番がジョーに一杯くわされたトコで終わってんだ?」
「そのあと、一回も九十九出てない」
「……よし、キャラ紹介行こかー」
「あ、誤魔化したなアニキ!!」
「酷い、仕打ち!!」
「うるせぇ!! 別に出てきたところでもう全部解決してたんだからいいだろ!!」
「良くねぇよ!? 四章の後日談にアタシらも混ぜろよ!!」
「その、とおり!!」
「ったく、仕方ねぇな。それじゃあ今からここでお前らの後日談やるぞ」
「おう!」
「うん!」
◇
回復した龍子と九十九はジョーによるワイヤーの拘束を解きました。
そして迅の元へ駆けつけたのです。
「アニキ―!」
「お兄ちゃん、戻った」
「おー」
おしまい。
◇
「いや早ぁ!? なんだこの取ってつけたようなの!!」
「情緒も、クソも無い……!!」
「なんでだよ? 幸せなハッピーエンドじゃねぇか」
「もっとしっかりやってほしーんだよ!! てか、そもそもなんであのあとアタシの出番ないんだよ!!」
「説明、求む!」
「あー、それについては作者から伝言を預かってるな。じゃあ読み上げるぞ。えーと『龍子と九十九が戻って来て云々を描写しなかったのは、それを入れると四章最終話があまりにも冗長気味になってしまうと思ったからです。決して書くのがメンドくさかったとか、忘れてたとかではないので誤解の無いようお願いします』だとさ」
「いや絶対ソレが理由だろ!!」
「許せ、ない!!」
「おぉい暴れるなお前ら!! あーもう!! キャラ紹介開始ィ!!」
↓以下キャラ紹介です。
秋名走司
【羅天煌】の元『捌番隊隊長』であり【悪童十傑】の一人。
二つ名は【爆走番長】。
単車に乗るために生まれてきた男であり、単車を愛し単車に愛された男。
保育園児のころから無免許でスクーターを乗り回すことから始まり、気付けば湘南で一番の走り屋となっていた彼はその後【羅天煌】へと加入し、全国で一番の走り屋となった。
愛車の名は【牙狼丸】。
【羅天煌】の力を借り超合金や超高品質の部品を取り寄せ、一級整備士以上の腕を持つ走司が魔改造を施した単車。約五百キログラムの重量でありながら、その最高時速は約七百キロ以上。加え圧倒的強度とパワーを誇る。名実ともに度を越えた怪物車。
彼は神から天賦の才を与えられながらもそれに胡坐をかくこと無く、常に努力し磨かれた運転技術で愛車を手足のように操り、相手を蹂躙する。その様はまさに人車一体。
技は単車で突進特攻し、敵に接近後まるでベ〇ブレードのように回転する【烈轟】や人間の踵落としのように車輪でそれを行う【車輪落とし】などがある。
単車に乗ると性格や体格が変わるという特殊性を持ち、乗車している時は屈強な肉体と野生的で豪快な性格になるが、乗車していない時は貧相な肉体と気弱で穏やかな性格となる。
影宮縄
【羅天煌】の元『漆番隊隊長』であり【悪童十傑】の一人。
二つ名は【縛徒】。
厨二病患者。迅たち元【羅天煌】の仲間からはジョーと呼ばれているが本人はその呼び名を嫌っている。ここで初出だが当時彼が指揮する【羅天煌】『漆番隊』は彼がデザインした仮面を着用することが義務付けられており、隊のメンバーはそれを秘かに嫌がっていた。
【羅天煌】解散後、【くっ殺インダストリー】という会社を立ち上げ、自らを『ミスターシャドウ』と名乗り、賞金ハンターとして金を稼ぎ始める。
だがそれには理由があり、全ては彼の妹の治療費のため。
最終的に迅の計らいによって目標金額に到達したが、今後賞金ハンターをやっていくのかは現段階では不明。
ワイヤーを武器として扱い、その技術は他の追随を許さない。ワイヤーで手の届かない範囲のモノを引き寄せたり、様々なモノや箇所にワイヤーを引っ掛けて縦横無尽に空中や建物内を駆け回ったり、『設置型ワイヤー』を仕掛けて相手を嵌めることができる。
また、張り巡らされたワイヤーを足場に超高速で動き回る【愉快華麗な高速道路】や敵が気付かない内にワイヤーで拘束し引き寄せる【忍び寄せる魔の手】などの技を使用する。
こういったトリッキーな戦闘スタイルから本人の隠密スキルもかなり高く、相当な猛者でないと彼の気配を辿ることはできない。さらにこれを逆利用してわざと気配を辿らせ相手を罠に嵌めることもできる。
厨二病だが強い。
牧野杏
『ずんだ餅』という名義で活動している今をときめく大人気イラストレーター。『小鳥遊くくる』の公式絵師。
コミュ障で引っ込み思案、自己評価が低い。基本おどおどしていて喋りはどもりがち。
上記の性格から絵の仕事はすべてメールだけでのやり取り。よって自身がデザインを手がけた『小鳥遊くくる』の中の人やくくるが所属する【ハウンズ】を運営するEVOREALの関係者も彼女と話したことはない。
そんの自分を変えたいと思い、彼女は個人でサークルへの参加を試みる。
初のコミケ参加に際し、迅や隼太、真白たちや龍子たちと関わる中で、少しだが自分の殻を破ることができた。
田中淳漠
迅たちより前の世代の不良。『愚露李阿極少年院』収監されていたが【道化衆】によって脱獄、自由の身となる。
二つ名は【調律師】。
あらゆる生物は振動し、固有の波・を持っている。その波はその者の動作や質量の変化に伴い変化する。
幼少期の頃から人間の体内の波が見えていた淳漠は周りの人間に気持ち悪がられ避けられた。しかし彼はそれに対し居心地の悪さを感じるといったことはなく、むしろ自分が特別であるということに最高の優越感に浸っていた。
技は【崩階の終曲】。
相手の波と逆位相となる波を打ち込み攻撃を『相殺』する。また、淳漠に攻撃の衝撃が届く前に、同位相の波を相手に打ち込み相手の体内で『共振』させ、相手内部に直接大ダメージを与えることができる。
本来であれば傷を負わせることができない迅の肉体に、迅の攻撃をの波を『共振』させることでダメージを与えるという離れ技をやってのけた。
間宮痣呑
不健康そうな見た目に目の隈、猫背、不気味な雰囲気が特徴的な少女。
幼少期より両親の虐待を受けていたが児童相談所に助けられ、孤児院で過ごすことになる。
しかし虐待されてもなお、彼女は親へと強い執着心を持ち家族愛を求めていた。
そうして彼女は思いつく。
「そうだ。自分を愛してくれる親がいないのなら、自分で造ればいいじゃない」と。
技は【傀儡父母】。
人体の至る箇所にある点穴を針で的確に適切な力加減で突くことで相手の内的循環や身体機能を停止させることが可能。
痣呑はこの技を使い、多くの人間を男女問わず誘拐、監禁し理想の団欒を作り上げた。
結局その後、監禁場所を特定され彼女は十一歳で『極少年院』へと収監。
そして三年後【道化衆】によって脱獄する。
なので年齢的には迅たちの二つ年下である。
曽我薬丸
呼び名は【密売者】→【幸福絶頂男】(自称)。
数々の違法薬物の調達と製造、販売に加え、自身でオリジナルの麻薬を開発し服用していた薬物中毒者。薬物の快楽を皆に知ってほしいため、自分が住んでいた町に麻薬を蔓延させたことで『極少年院』へと収監される。
これにより麻薬から切り離され禁断症状に苦しんだ薬丸は、苦しみの末脳内麻薬の過剰分泌に成功。『麻薬の脳内自由生成』が可能になる。
技は【薬物乱用】。
脳内麻薬によって肉体をドーピングし、身体能力全般を大幅強化して戦う。
さらに【薬物乱用:臨界点】という技もあり、薬丸の脳が分泌可能な脳内麻薬を一気に発生させ、通常時の【薬物乱用】よりも凄まじい身体強化の恩恵を得る事もできる。だがこれは一度使うとしばらく脳内麻薬が分泌できなくなるので薬丸の奥の手。
脳内麻薬を含め、薬物を使用していない時は基本的に禁断症状が出ているため、指をしゃぶって誤魔化している。
アキラ
【くっ殺インダストリー】所属でジョーの秘書である美少女。
合理的で冷静な性格だが、その根底にあるのはジョーへの深い敬愛の念。
ジョーに相応しい右腕となるべく、彼女は日夜邁進する。
鞭を自在に操る【鞭操術】で戦う。
動く相手の足元に的確に鞭を放ち転ばせる【落下真壌】。縦横無尽に鞭を振るう広範囲攻撃【乱尽ノ撓】。鞭をヌンチャクのように振り回し自身を覆う繭を形成、どの方向からの攻撃も防ぐ【捻繭】。滞空した相手の足を鞭で捕らえ、そのまま下へと叩き落す【蛇腹落とし】などの技がある。
冷笑
【道化衆】の一人。
その他一切不明。
嬉笑
【道化衆】の一人。
その他一切不明。
嘘笑(戯笑?)
【道化衆】の一人。
その他一切不明。
???
大人気Vtuber『小鳥遊くくる』の中の人。
???
『小鳥遊くくる』のマネージャー。
【羅天煌】元『壱番隊隊長』。
その他特記事項
・柿崎隼太:自身の体内脂肪を燃焼させることで爆発的なエネルギーを生み出し、高速での移動が可能となった。
・咢宮誠二:脳のリミッターが外れ、先天的な骨密度の高さを生かせるようになり、攻撃力が爆発的に上昇した。
・不良には互いの技を掛け合わせる合体技がある。
四章では迅とジョーが【連続:普通のパンチ】と【忍び寄せる魔の手】を掛け合わせ、【普通の哀れな肉人形】を披露した。
※五章開始が遅れます。申し訳ございませんっ!!
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