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プロローグ
担いだ大鎌を振りかぶった魔王が、勇者めがけて言い放った。
「夢から醒める時が来たな」
「――ダメええぇぇ!!」
女は手を伸ばし、魔王の攻撃を止めようとするも間に合わなかった。城内に響き渡った悲鳴の反響音が消えるか消えないかというところで、勇者の首が鈍い音を立てて床に落ちた。
噴き出す鮮血。染まる絨毯。時が切り取られたかのように、一瞬だけ城内が静寂に包まれる。
「いやあああぁぁぁ!!」
悲鳴と共に、命の灯が消えゆくのであった――
担いだ大鎌を振りかぶった魔王が、勇者めがけて言い放った。
「夢から醒める時が来たな」
「――ダメええぇぇ!!」
女は手を伸ばし、魔王の攻撃を止めようとするも間に合わなかった。城内に響き渡った悲鳴の反響音が消えるか消えないかというところで、勇者の首が鈍い音を立てて床に落ちた。
噴き出す鮮血。染まる絨毯。時が切り取られたかのように、一瞬だけ城内が静寂に包まれる。
「いやあああぁぁぁ!!」
悲鳴と共に、命の灯が消えゆくのであった――
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