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旧・オネショタ好きな俺は転生したら異世界生活を楽しみたい!   作者: 井伊 澄州
第1章 オネショタな俺が転生したらエロフに騙された!
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357 高等魔法学校入学

 いよいよ俺たちもそれぞれの魔法学校へ入学だ!

俺とシルビアとアンジュ、豪雷、疾風、それにシャルルの6人は高等魔法学校へ、ミルキィとポリーナは中等魔法学校へ入学となった。


だが、高等魔法学校に入学した俺たちは、教室である見知った人物を見て、いきなり驚いた!

その人物を見つけたシルビアが思わず叫ぶ!


「エトワール?!」


そう、何と生徒の中に、ちゃっかりと魔法学校の制服を着込んだエトワールさんがいたのだ!

これには俺も驚いた!


「何であなたがここにいるのよ?」

「へへ~驚いたでしょ?」

「当たり前よ!一体どうして?」

「あなたたちがマジェストンの高等魔法学校に行くって話を聞いたから、実は私も秘かに入学手続きをしていたのよ。

これでもそれ位の貯金はあったしね」

「呆れた人ね?魔法協会の仕事の方はどうしたのよ?」

「休職届けを出してきたわ。

本部長や隊長も納得してくれたしね。

しっかり勉強して、魔法学士になって帰って来いって励まされたわ。

カリーナやイルーゼにもね」

「全く、もう・・・」


シルビアは呆れたようにため息をつく。

それに対してエトワールさんは胸をふんぞり返らして大威張りで宣言する。


「ふっふっふ、長年ペアを組んだ、このエトワールさんを出し抜いて、一人だけ魔法学士様になろうったって、そうは行かないのだ~!」

「本当に、呆れたわね・・・」


口ではそう言いながらシルビアは嬉しそうだ。

かつて一緒に魔法学校で学んだエトワールさんと、また席を並べて学べるのはさぞかし嬉しいだろう。

俺もエトワールさんがいてくれた方が楽しいし、心強い。

しかしこれでシルビアだけじゃなくて、エトワールさんとも同級生かぁ・・・

何だか凄いな?

そんな俺たちにアインが教室に入ってきて話しかけてくる。


「よお!シノブ!また今日から一緒だな!

今度は長い付き合いになりそうだからな!

よろしく頼むぜ!」

「ああ、アイン!こちらこそよろしくね!」

「で?これがお前さんのお仲間かい?」


アインには短期初等学校の間に、俺には他に一緒に高等魔法学校に入る仲間がいると話していた。


「ああ、これが一応僕の奴隷のシルビア、そちらがその親友のエトワールさん、そして僕の友人のフレイジオ、全員エレノアの弟子なんだ」

「そうか?

しかし全員が大々師匠の弟子とは参ったな?

おう、俺はアイン・ロビンソンってんだ!

ついこの間の短期初等魔法学校で、シノブやアンジュたちとは一緒だったんだ。

よろしくな!

かの天魔道士グロスマン先生の内弟子ってのが自慢だったんだが・・・

どうもお前さんたちにはそれは通用しないしな?

もっとも俺もグリーンリーフ先生の曾孫弟子なんで、お前さんたちとまんざら縁が無い訳でもないんだがな」

「曾孫弟子?」


エトワールさんが驚いたように聞くので俺が説明する。


「うん、アインはエレノアの弟子の弟子の弟子なんだって」

「弟子の弟子の弟子?」


俺の説明に今度はシャルルがキョトンとした感じで聞いて、エトワールさんが驚いてアインに尋ねる。


「へえ?でも師匠がグロスマン天魔道士?

結構有名な人じゃない?

それで師匠はグロスマン天魔道士で、大師匠は誰なの?」


どうやらエトワールさんはグロスマンさんを知っていたようだ。

確かにそこそこ有名な人らしい。

もっとも話したらシルビアも知っていたしね。

そのエトワールさんの質問にアインが簡潔に答える。


「賢者ガンダルフ様だ」

「え?あのガンダルフ賢者?

チョー有名な人じゃない?

もちろん、会った事はないけど、凄い賢者って有名よね?

魔法使いの世界で知らない人がいないっていうくらい・・・

魔法協会うちで発行している魔道士年鑑でも何回も特集を組んでいるし・・・

魔法使いの中でも一番有名なんじゃないかしら?

あれ?ちょっと待って!

じゃあ、あの人、エレノア先生の弟子なの?」


驚くエトワールさんにシルビアが説明をする。


「そうらしいわよ?私も初めて聞いた時には驚いたわ」

「うっそー!

ユーリウスさんと言い、うちの本部長と言い、本当にエレノア先生って凄い人なのね!

私たちって、いつの間にかとんでもない人の弟子になっていたのね?」


驚きはしゃぐエトワールさんに、アインがため息をつくように話す。


「ああ、俺も最初は信じられなかったが、本当だと知って心底驚いている。

そして、うちの師匠から、グリーンリーフ先生は当然として、その内弟子や直弟子のあんたらには間違っても逆らうなって、強く釘を刺されている」

「ははっ!そんな事、気にしなくていいさ」


俺がお気楽に笑うと、アインがしかめ面で怒鳴る。


「この馬鹿!

俺は師匠からおめえの事に一番釘を刺されているんだよ!

特にグリーンリーフ先生が奴隷になってまで、仕えようとしている人間には間違っても逆らうなってな!」

「ええっ?そうなの?」


アインの言葉に逆に俺が驚く。


「ああ、そんな伝説級の大物を師匠兼奴隷にしている事と言い、16歳でその冗談みたいなレベルと言い、全くお前は何者なんだ?」


ありえない生き物でも見るかのように俺を見るアインに対して、俺はキョトンとして答える。


「いや、当人としては、ただの魔法学校に通う、普通の学生のつもりなんだけど・・・」

「そんな訳ないだろう!あほう!

もう少し自覚を持て、全く!」

「そうなんだ?」

「そうだよ!全くそういう点ではお前は確かに大物だよ!」

「はは・・・」


そう言われても俺はこの世界に来て1週間ほどで、シルビアやエトワールさん、そしてエレノアに会ってしまったのだ。

最初に出会った魔法使いたちがたまたま全員俺より優秀だった人たちのために、正直自分がこの世界ではどの程度の魔法使いなのか、いまだによくわからない。

それに今の仲間たちもシャルル、ポリーナ、ミルキィ、アンジュと全員がレベル150を越えている。

ユーリウスさんやグレゴールさん、ゼルさんなどは、会った当初は俺より遥かに上のレベルだったし、今でもまだ上だ。

この世界でレベル150以上が珍しいのは知っているが、俺の知り合いのほとんどがそのレベルを超えているために、一般世間様と感覚が狂っているのだろうが、その辺も正直よくわからない。

まあ、その辺りもこの学校生活で、自然とわかってくるだろう。


「全く、お前は自分がどれだけ凄まじいレベルかわかっているのか?」

「え?でもユーリウスさんとか、グレゴール組合長さんやゼルバトロス本部長なんかは、僕より上だよ?」


俺がそう説明すると、アインが泣き叫ぶ!


「あほかっ!お前!だからそもそもその比較対象がおかしいんだよっ!

普通に考えて、まずその三人が比較対象になる事がおかしいだろーが!

その時点ですでに前提条件がおかしいだろが!前提条件が!

もっと常識を持て、常識を!

つーか、お前!アースフィア広域総合組合の組合長まで知り合いなのかよ!」

「え?ああ、そうだけど・・・」


俺がそう答えると、アインは頭を抱える。


「本当にお前は何なんだ?」


そんなアインに、それまで俺の横にいて、今までの話を聞いていたシルビアが静かに話しかける。


「アイン?私はシノブ様の奴隷で、次席秘書監を務めるシルビアです。

詳しい事は話せませんが、御主人様は今までエレノア先生と、ほぼ二人きりで魔法の天才教育をされた箱入り息子のような物なのです。

ですから魔法やある一部の特殊な件に関しては、私やあなたには想像もつかないほどの能力を発揮しますが、その反面、一般常識には欠ける部分が多々あります。

その点は私も教育をしておりますので、そこはどうか長い目で見てあげてください」


むむむ・・・この中で唯一俺の真の事情を知っているシルビアが庇ってくれるのはありがたいのだが、なんだかこの説明だと、俺は優秀なポンコツ坊ちゃんみたいだ・・・

まあ、事実だし、仕方がないか?

何しろこの世界に来てからまだ1年程度しか経っていないんだし、常識知らずと言われても反論のしようもない。

確かに今のシルビアの説明が一番無難だろう。

そのシルビアの説明を聞いてアインも納得したようだ。


「はあ・・・まあ、そんなこったろうと思ったぜ?

何しろこいつは常識もないし、判断基準がおかしすぎる!

そのくせ魔法の能力は化け物並みだ!

全く、俺はこの魔法高等学校も首席で卒業するつもりだったんだぜ?

しかし、お前らのおかげでそれもパアだ。

それどころか卒業時の席次が一体何番になる事やら・・・」


そうか?

アインは首席卒業を目指していたのか?

確かにこの顔ぶれだと、それは難しいだろうな?

それにしても入学早々、俺の周囲にはシルビアとアンジュを初めとして、シャルルやエトワールさん、豪雷、疾風、それに短期初等魔法学校で知り合ったアインと、ずいぶんにぎやかだ。

まあ、ミルキィも今頃は中等学校で、仲の良いポリーナが一緒なので、大丈夫だろう。

ちなみにペロンはマジェストンの家で、ほとんど毎日日向ぼっこをして寝ているようだ。

そしてたまにマジェストンの町を散歩して、川で子供たちと釣りをしたりして遊んでいるらしい。

本当に猫な生活だなあ・・・

ちょっとペロンが羨ましい。

俺がそんな事を考えていると、開き直ったアインが俺たちに話す。


「まっ、それはそれとして、師匠の師匠の師匠なら我が師匠も同然ってな。

それにこれからは俺もグリーンリーフ先生の生徒になる訳だ!

とにかくよろしく頼むぜ!」

「お、おう」


う~む、「師の師ならわが師も同然!」と言う有名な言葉はあるが、師の師の師までも、わが師も同然なのか?

奥が深い・・・


俺たちもグループで固まっていたが、もう一つグループがあった。

教室の中でもっとも大きなグループだ。

そのグループの中の代表格らしい一人が、その集団から離れて、俺たちに話しかけてくる。

いかにも貴族の坊ちゃんと言った、貴族然とした学生だ。

しかし、そんなに嫌味っぽくはない。

何と言うか全体的な雰囲気は、ズバリ!何たらと言いたがる級長がいる学級の金持ちの友人のようで、「やあ、さ○らくぅん!」とか言ってきそうだ。


「やあ、君たちはぁ、外部編入組だね?」


あ、やっぱり想像したような話し方だった!


「そうだけど?」

「僕の名はベルンシュタイン、僕たちはここの中等学校からの持ち上がりなのさぁ」

「そうなんだ?」

「多分僕がここの級長になるだろうから、君達もよろしく頼むよぉ」

「へえ?級長?そうなんだ?

でも何で僕に?」

「いや、見た所、外部編入組の中では君のお仲間が一番多いみたいだしね?

それに君がその中心人物みたいだからねぇ」


俺が外部編入組とやらなのは間違いないが・・・

何故、俺をその代表株と見た?

アンジュを覗けば、明らかに俺が一番若く見えると思うのだが?

特に見た目は豪雷やアインの方が年上で、よほど代表っぽく見えると思うのだが?


「そうなの?」

「ああ、だってみんな君を囲んで話しているじゃないか?」


なるほど、言われてみればそうかも知れない。

こいつは中々そういう観察眼はある奴なのかもしれない。

まあ、ちょっと気障で貴族風を吹かしてはいるが、それほど悪い奴には見えない。


「あ、ああ、こちらこそ宜しくね。

え~と?」

「ベルンシュタイン。

僕の名はビクトール・ベルンシュタインさ。

これでも一応、親は子爵なんだ」

「そうか?僕の名はシノブ・ホウジョウ、ただの一般庶民さ!

よろしくな!」


俺がそう自己紹介をすると、隣でアインがボソッと

「この大うそつきめ!」

と言っている。



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