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旧・オネショタ好きな俺は転生したら異世界生活を楽しみたい!   作者: 井伊 澄州
第1章 オネショタな俺が転生したらエロフに騙された!
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264 襲撃前夜

 ミヒャエルと会った2日後に再びデフォードがやってきた。

デフォードは来るなり、挨拶もせずにいきなり俺に報告をする。


「大将!例の事がわかったぜ!」

「顔役連中の襲撃の事かい?」

「ああ、連中、いきなり事を早める事にしたらしい。

明日の夜には襲撃して来るぜ」

「え?明日?そりゃまた随分と急だね?

それに一体誰が襲撃するんだい?」


俺はまずは一回位、何か接触をして来ると思っていたのだが、いきなり明日に襲ってくるとは驚きだ。


「ああ、大将が総督閣下と会ったせいで早める事になったらしい。

大きな面をさせないうちにってな。

襲撃するのはやはりトランザムの連中だ。」


やはりあの連中か?

あの連中なら一度接触しているから、一応は納得だ。

魔法協会の移動店舗で色々と言って来たが、今度はいよいよ実力行使と言う訳だ。

そしてロナバール総督閣下と言えば、この町で一番の大物だ。

新参の小僧がその人物に会って、調子に乗っている所を叩こうという訳か?


「そうか・・・連中は一体どういう感じと方法で来るか、わかるかい?」

「そうだな・・・今回はおそらく大将の命まで取ろうって訳じゃあるまい。

一応、建前としちゃあな。

脅してあっちの言う事を聞けば良し。

しかし、もし死んだら死んだで構わない・・・そんな感じだろう。

戦力としちゃ魔法使い5・6人、それと丸太とか大槌や武器を持った連中が80人から100人前後ってとこだろう」


100人だと?

たった一人の新参者の屋敷を襲うにしてはずいぶんと規模が大きい。

俺は驚いて聞いた。


「100人だって?

新参者の小僧相手に随分と大事おおごとじゃないか?」

「ああ、これは新参者への見せしめだし、他の顔役への警鐘にもなるからな。

それに大将は商売で結構儲かっているという噂だ。

奴らは襲う連中には屋敷で見つけた物は全て自分の物にしてよしとするだろう。

だから派手にやるためにも、連中は手勢を結構集めるだろう。

と言うか、現在まさにその真っ最中だ。

ロナバールのそこらじゅうに声をかけてゴロツキどもを集めている。

だから数はもっと増えるかも知れないな」

「なるほど、では店の方にも行くかな?」


俺の質問にデフォードは考えながら答える。


「いや、おそらく今回はそっちまで行かないだろうが、かと言って保証もできねぇな。

まあ、心配なら多少はこっちの手勢を割く事も薦めるね。

それとどうも奴らは高レベルのジャベックも用意しているらしい」

「ジャベックを?」

「ああ、一応、奴らも大将たちがそれなりに強いってのは知っているからな。

念のために魔法も使える高レベルジャベックを用意するつもりのようだ」


なるほど、一応こちらの戦力を考えて、それなりの用意をしてあるという事か?

しかし高位ジャベックとは言っても、まずガルドやラピーダに勝てるとは思えない。

そんなジャベックを町のやくざレベルが持っているとは考えにくい。

それにこちらはオリオンやバルキリーたちも10体以上もいるのだ。

おそらくはオリオンたちにだって、勝てるジャベックを用意出来るとは思えない。

まずジャベックの質と量でも劣るとは思えない。


「そうか・・・さて、どうするかな?

こういった場合はこちらとしてはどういう手が一般的なのかな?」


やくざの抗争に一般的も何もない物だが、俺はエレノアに尋ねた。


「そうですね。

このような場合は、もちろん迎撃の準備を万全に整えておいて、さらに余力がある場合は、報復攻撃をする事です。

さもないと相手に軽く見られますし、それは避けた方が良いでしょう。

余力がある場合は、必ず報復攻撃はしなければなりません。

こちらが報復を仕掛けなければ、こういった相手の場合は、恐れをなしたと見られたり、相手に見くびられるので、今回撃退したとしても何回でも襲撃を仕掛けてくるでしょう。

そしてこちらが折れるまで続けるでしょう。

ですから報復攻撃は必須です。

場合によっては、逆にそれでこちらが相手を殲滅してしまっても良いでしょう。

彼我の戦力を比べても、こちらにかなり余裕がありますから、相手に反撃を仕掛けるのは容易でしょう」


なるほど、確かに妥当な手段だ。

相手はこの町では一番の顔役かもしれないが、こちらはうちのメンバーの任意の一人で対応可能だろう。

迎撃には俺か、エレノア、シルビア、ミルキィのうちの誰か一人と、ジャベックが数体あれば十分だ。

他のメンバーは攻撃に出れる。

相手もまさかポッと出の新参小僧が、中規模国家水準の戦力を持っているとは夢にも思うまい。

そして少々脅す程度のつもりの相手に、まさか自分たちの方が殲滅されるとは間違っても思わないだろう。


「そうだね、では場合によっては殲滅してしまうか?

奴らの場所はわかるのかい?デフォード?」

「そう来ると思ったぜ。

 もちろん、奴らの場所は全部知っているぜ。

本拠地の他に2箇所、全部で3箇所だ」

「わかった、では後でそこを教えてくれ」

「合点だ!」


デフォードが返事をすると、シルビアが申し出る。


「それと御主人様、これから私が協会の方へ連絡をしておきましょう。

事は街中の問題です。

それでしたら第二警備隊のロンブル隊長に話をしておきましょう。

元の私の上司ですし、気心も知れていて話しやすいです。

場合によっては証人としてこちらへ来ていただけば、さらによろしいかと思います。

そうすれば、こちらへ有利に事が運ぶでしょうから」

「ああ、そうだね。

誰か2・3人魔法協会の人たちに襲撃された時にいてもらえれば、助かるしね。

ロンブルさんにも話を通しておいてくれると助かる。

何だったら明日、我が家の晩餐に御招待って事にして、来てもらっても良いよ」


いわゆる「錦の御旗」って奴だ。

魔法協会はこの街での警察機構を担っている。

その人たちがいる場所で襲撃事件などがあれば、完全にこちらが有利となり、証人になってもらえる。


「承知しました。

それでは早速行って参ります」

「うん、よろしく」


俺が頼むと、シルビアはうなずいて、そのまま魔法協会へと向かった。

そして俺たちは迎撃のための作戦会議を始める事にした。



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