その79
11月後半になりシルバーウィーク開けクラスは騒然となっていた。
なんだ?俺の席に皆群がって‥
皆を掻き分け俺の席に行くと群がっているのは俺の席の隣の新垣さんにだった。
え?誰だこの人?とてつもない美人なんですけど。
「あら?優君おはよう。まったくとんだ騒ぎね」
「神城さん、あれって?」
「びっくりよね?新垣さんよ」
新垣さん?やっぱりあの新垣さん?
長い前髪は切られランダムウェーブがかけられコンタクトにでもしたのだろうか?黒縁眼鏡も外しうっすら化粧をしている。
こんなに可愛かったのか新垣さん。
その新垣さんはクラスの皆に囲まれオドオドしていた。まぁこれだけ急激に変化すれば仕方ない事だ。
「新垣さん前から素がよかったからちゃんとすればこうなると思ってたけれど実際びっくりよね」
「あ、ああ」
そしてホームルームが始まると新垣さんに群がっていた皆も散り新垣さんもホッとしているようだった。
「新垣さん、大変だったね?俺もびっくりしたけど」
「あ、あのようやく私も決心がついたの‥
前に足立君にクラスに馴染んでみろよって言われたから」
まさかこんな変わり方するとは思ってなかったけどな。
「あ、あの変かな?私」
「いや、めちゃくちゃ美人になってびっくりしたよ」
そう言うと新垣さんは顔を真っ赤にして俯いてしまった。
この日から奏、神城さん、新垣さんの3大美少女の1人と呼ばれるようになった。




