その70
優にキスしようとして拒否られて教室に戻る。
佳菜が私が戻って来たのを見て私に何があったか問いかける、佳菜が心配しているけど今の私にはそんな声も届かない。
花火大会のあの日神城さんを見て私は思った。私なんか神城さんの足下にも及ばないって。神城さんは優のことそういう目で見てないと思ってたから安心していた。
優の気持ちは私から離れてしまったの?
やっぱり神城さんの方が優の目にも魅力的に映る?
これからどうしたらいい?優の側に行っていい?また拒否られるのかな?
お昼になり私はまた優のもとに向かった。
「優、お弁当一緒に食べよう?」
すると神城さんが話しかけてきた。
「あら、じゃあ私も一緒に行っていいかしら?ねぇ優君、いいわよね?」
さり気なく神城さんは優の頬を触る。
やめて、神城さんが優にそんなことをしないで!
「‥‥ああ」
嘘、、、どうして優は何も言ってくれないの?
お弁当は何も味がしなかった‥‥
授業が終わった。神城さんはさっさと帰っていった。今しかない、今日こそ優と一緒に帰るんだ!めげちゃダメだ。
「優、帰ろう?」
「いや、俺は‥‥」
「嫌!優と一緒に帰るの!」
私が大きな声で言ったのでクラスの視線が集まる、だけど私はそんなに形振り構っていられない。
半ば強引に優を連れて行き校舎を出る。
「優、私の家に寄って?」
「今日は遠慮しておくよ」
「なんで?」
「‥‥」
「お願い‥‥優に捨てられたくない、嫌われたくないの、お願い、辛いよ‥」
泣いてしまった。こんな私が嫌になったのかな?
登場人物の名前について
フリガナの付け方がわからずここに主な登場人物の名前を書いておきます。
足立 優 (あだち ゆう)
白石 奏 (しらいし かなで)
今井 佳菜 (いまい かな)
中野 ヒロキ (なかの ひろき)
神城 絵里 (かみしろ えり)
椎名 岬 (しいな みさき)
また何かあったらお気軽にどうぞ。
そして読んでくれてありがとうございます。




