その65
次の日神城さんはいつもと変わらず学校に来た。いつも通りだ。逆にそれが1番気になる。
結局奏にも昨日のことは言わなかった。もしかすると俺の勘違いかもしれないし。
ホームルームが終わりそして授業も始まり少し経った頃、資料のプリントが前から順に配られる。神城さんが受け取りこちらに渡す。するとそれとは別にもう1枚を俺の机においた。
小さい紙に書かれた内容は
今日の放課後2人で話さない?
化学室の倉庫で待ってます。
と書かれていた。それ以降神城さんはその日俺に振り向くことも休み時間も俺と話すことはなかった。
「優、今日何か学校に用事あるの?私優が終わるまで待ってるから」
「いや、いいよ。今日は帰ってていいよ。そのかわり帰りに奏の家に行っていいかな?」
「う、うん。わかった」
そう言い俺は奏が学校を出たのを見届けると神城さんのもとに向かった。
そして化学室の倉庫に入ると神城さんが待っていた。
「足立君待ってたよ。白石さんは帰った?」
「ああ、先に帰らせたよ」
「ねえ、昨日の私を見て何を思った?」
「何って?」
「足立君の態度からもう分かったわ、考えてる通りよ」
「神城さん、何であんなことしてるんだ?あの感じだともう何回もやってるだろ?」
「はぁー、地元から少し離れた場所で行動してたけどもうバレたしこの遊びも潮時ね。足立君、私はあなたたちが思ってるような優等生とは違うの。羽を伸ばしちゃダメなの?」
「別に誰にも言うつもりないよ?ただ俺もそうだったけど人間何を考えてるかわかんないもんだな。もう俺は帰るよ」
「それじゃあダメよ」
「え?」
グイッと神城さんが近付く。
「足立君だけ私の秘密を知っているなんてフェアじゃないよね」
するといきなりキスをされた。神城さんの舌が口の中に滑り込む。
バッと神城さんを引き離すが神城さんはしたり顔で微笑んでいる。
「どう?白石さんといい私といい2人の美少女に迫られた感想は?」




