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その62

お盆が過ぎた頃。あー暇だ、奏先輩たちと海に行ってから大分たつ。その後友人ABCらと遊んでたけど毎日ってわけじゃないしそれに飽きたしなぁ。あ、そういや奏先輩盆明けに家族と出かけるって行ってたからしばらくいないのか。にししし。


「ふぬぉぉぉぉお!キュンキュンッ!デュクシッ!」

ていうかさっきから隣の部屋から不協和音が聞こえる。


「うるっせぇ!この豚野郎!」


「姉上!?拙者のサンクチュアリに入る時はキリト、入っていい?と申せと何度も申したでござるよ!?」


「聞いてねぇでござる」

このキモヲタがあたしの弟だと思うと頭が痛くなる。こいつのおかげで友達を家にあげれない。


「ハッ!?姉上まさか拙者のズリネt」ドスッ!キモ過ぎて弟の股間を蹴り上げた。


「拙者のエクスキャリバーが‥‥」


「いちいちキモいわ!」


「拙者の姉がこんな暴力的なわけがない‥あれ?これなんてラノベ!?コポォ」

もう付き合ってらんないわ。


そうだ、明日優先輩に会いに行こっ♫

優先輩が心変わりするよう可愛くして行かなきゃ!



翌朝。

んー、よく寝たぁー!お肌の調子もバッチリ。鏡で自分を見る。うん、今日も可愛い!ミニのワンピでも来て優先輩に迫ろうかしら、ふふふ!


ふんふふふーん♪

優先輩の家が見えてきた。奏先輩ごめんなさーい!今日はあたしの優先輩なのでーす!

ポチッとな、ピンポーンとなる。

ガチャッとドアが開くと一瞬怪訝な顔をした優先輩が現れた。


「お前かよ‥」


「はーい!可愛い可愛いあなたの岬ちゃんですよぉ!えいっ」

優先輩に抱きつく。


「このクソ暑いのに暑苦しい!離れろって」

優先輩ったら照れちゃって。しょうがないなぁ、離れてあげよう。


「全く‥何しに来たんだよ?」


「優先輩の家に遊びに来ましたー!」


「お前が来るとややこしくなるんだよ帰れ帰れ!」


「酷い‥優先輩のために頑張って可愛くしてきたのに‥」

泣き真似攻撃をしてみた。


「わぁーった、わぁーった、面倒くさいから入れよ」


「やりぃー!」

リビングのソファに座る。


「優先輩ー!喉乾いたよー、アイスティーお願い」


「ほらよ!」

ドスッと渡された。


「氷入ってないですよー?」


「贅沢言うな」


「奏先輩の時は入ってたのに、むぅー!」


「あー、あたし今パンツ見えますよー?見たいですかぁ?」


「見せなくていいから少し大人しくしてろ」

優先輩に甘えてるとお兄ちゃんがいるみたいで楽しい。ホント反応が可愛いんだから。


「ねぇー、優先輩遊んでぇ?」

優先輩にくっつき胸を当ててみた。


「あー、うるせぇ。ゲームならあるぞ」


「うぃー、やります!」

優先輩とモンハンをやり気付いたら何時間か経っていた。


「ふぅー、疲れたぁ。少し寝かせてください」


「おい、パンツ丸見えだぞ?」


「見せてるんですよぉ〜?」


「アホか」


パチッ、起きると優先輩がまたゲームをしていた。私には薄い毛布がかけられてた。優先輩優しい♪


「優先輩!」

こちらをみたので起動させてたスマホのカメラで私と一緒にパシャリと撮る。


「ふっふー!優先輩とツーショットGET!」

優先輩と奏先輩といるとお兄ちゃん、お姉ちゃんといるみたいで楽しいなぁ。まぁ実際ひとつ上のお兄ちゃんお姉ちゃんなんだけど。


「今日は楽しかったよ、優お兄ちゃん!」


「またねぇー!」

あたしは満足して家に帰った。

優先輩とツーショット奏先輩にも送ってあげようかな?ふふッ

海以来の楽しい出来事であった。

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