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その60

今日は優と一緒に海に来た!優に海に行こうと言っておきながら実は私もあんまり海は好きじゃなかったんだよね。でも恋人らしいことしたくて海で一緒にって思いついたから海にした。

でも良かった、なんかワクワクする。優と一緒に来れたからだよね!

佳菜と中野君も快く誘いを受けてくれた。岬ちゃんもいるけど‥

まぁ岬ちゃんはもう可愛い後輩と思うしかないよね!


「奏〜!私気になってることがあるんだけど?なんであの子までいるの?」

佳菜が岬ちゃんを指差して言う。

カチンときた岬ちゃんが早速佳菜に食ってかかる。


「え〜、せっかく優先輩と奏先輩たちと海に来れると思ったのになんでこんなモブがいるの〜?」


「あんたいい度胸してるわねチビのくせに!」


「あたしみたいな可愛い可愛い天使みたいな後輩がついてきてくれただけでも感謝してくださいよぉ」

あれ?岬ちゃん雲行き怪しくなるようなこと言うのやめて!私は素早く岬ちゃんを引き寄せる。


「み、岬ちゃんのお世話は私と優でするから佳菜と中野君も楽しみなよ!」


「あー、あの人誰でしたっけ?奏先輩」今度は中野君を指差して岬ちゃんが言う。この子歩く地雷なの?


「えーと岬ちゃん、色々あったけどやっぱりちっちゃくて可愛いなぁ」

ホッ、よかった。中野君は岬ちゃんに友好的だ。でもそんなこと言うと佳菜が怒っちゃうよ?


「ここまできて私以外に目移りするなんてヒロキもいい度胸ね」

ほ、ほら。怖いから優のとこ行こう。

優は優で砂浜でじっとしている。このままにしとくとずっとそこにいそうだから私が引っ張って海に入らせてあげなきゃ!


「優〜!一緒に海に入ろう!」


「お、おう。深くないところな」


「奏先輩、待ってくださいよー」

岬ちゃんが走ってきた。


「いや〜、それにしても奏先輩を侮っていました。奏先輩のくせにビキニなんで着てくるなんて〜、紐を引っ張ると〜」

や、やばい、すかさず優の後ろに隠れる。


「あ〜優先輩に隠れるなんてずるいー!誘惑してるんですかそれぇ?」

優に見てもらいたくて着て来たけどまさか岬ちゃんに反応されるなんて‥

そんな優は緊張してるし。海に‥

私が優をしっかり楽しませなきゃ


「あ、岬ちゃん食べ物買ってあげるからこれで何か買って来てくれる?」


「やりぃ〜!奏先輩の奢りだー!」


「ほら、優行こう!」

優の手を引っ張り海に入る。

優生まれたての子鹿みたいで可愛い。私がしっかり支えてあげるからね?


「風呂なら大丈夫なんだけど海は広いから怖いな」

歌に聞こえるそれ。大丈夫と言って優を抱き少し深めの場所まで入る。


「優、平気?」


「あ、うん。この深さに慣れてきた」


「私に掴まってれば大丈夫だよ?」

思わず優が愛しく思えてキスをした。あんまり人がいないところに連れてきたから目立ってないよね?

あれ、なんか私興奮してきた、いけないいけない。優を楽しませなきゃ!


「優、安心した?」


「奏に掴まってれば大丈夫なんだろ?」


「ギリギリ足がつくから溺れたりしないよ、優は私がしっかり面倒みるからね」


「なんか奏凄く楽しそうだな?」


「だって優のお世話できるし。今日は私にずーっと甘えてていいんだよ?ううん、今日だけじゃなくてずっと甘えててもいいよ」


バシャーンと急に隣で水しぶきがした。

見ると岬ちゃんだった。


「奏先輩!優先輩とラブラブするのはいいけど私にも構えー!」

と私と優に水を掛けてきた。うん、というか水を差した。


あ、でも優も笑ってるし楽しそうだ、よかった。その後佳菜たちともビーチバレーしたりして楽しんだ。

ああ、来てよかった。バスで帰りみんな解散して私は優と一緒に帰る。


「ねぇ優、今日は楽しかった?」


「最初は緊張したけど後は楽しかったよ、奏のおかげだな」


「じゃあもっと色んなことしようね?私優と一緒にならどこでも楽しいよ!」

このままずっと夏休みだったらいいなと思う私だった。





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