その52
なんでまたよりにもよってあの3人組に会っちゃうかなぁ。偶然すぎるよ、そしてまた絡まれてる事に変な運命を感じてしまう。しかもここ人通り少ないし。
どうしよう‥‥
「あれぇ?そこの子どっかで見たことあるなぁ‥あ!デパートの時の美少女!運命じゃねッ!?」
同じ事思ってたなんてやめて。クラッとする、嫌な意味で。
「こっちのガキもなかなかじゃねぇか」
ゾッとするような目で岬ちゃんを見定めている。
「奏先輩、この冴えない人たちと知り合いですか?」
そんな視線も岬ちゃんは構う事なくそんな事を言っている。もうやめて、これ以上事態を悪化させないで。
「あ〜?なんだとクソガキ、ちょうどいいや。お前らそこの橋の下に連れてけ!」
岬ちゃんが制服の襟を掴まれて長身の男に引き寄せられる。
「きゃあッ、嫌、話してよ!」
ガラの悪い顔をした男に迫られて岬ちゃんも焦ってる。
「でけぇ声出すんじゃねぇぞ?」
岬ちゃんと私の口を塞ぎ事もあろう死角になる橋の下に連れて行かれた。
ヤバい、死角になっていて周りから見えにくいこの場所。
「声上げようとか思うなよ?」
男は折り畳みナイフをチラつかせ岬ちゃんの顔に近付ける。
「あ、あの、すみませんでした。この子私の後輩なんです。後で言って聞かせますから許して下さい」
「俺たちの世話してくれたら考えてやってもいいぞ?」
両手を他の2人に掴まれて身動き取れないしクラクラする。
ごめん、優。私ダメかもと思った瞬間、
「またあんたらかよ?何してんの?」
ウソ?夢じゃないよね?
「あー、あん時の例の彼氏さんか?なんか用?」
「まだ明るくてよかったよ」
優はそう言いスマホを取り出した。
「しっかり脅迫現場録画させてもらったよ、それに俺からスマホ取り上げても無駄だよ。自宅のパソコンに送信したから。もう俺らに関わらない方がいいんじゃない?面倒くさいことになるよ?それに俺の友達にあと5分して俺から連絡がなかったら警察に通報してって言っといたからあんた達早く消えた方がいいよ?」
優がそう言うと他の2人はパッと私の腕を話したが長身の男が優に近付いた。その瞬間優は顔を思いっきり殴られた。
「優ッ!」
優が殴られた殴られた。
私は優に駆け寄る。
「優!大丈夫!?」
「クソッ」
男はそう言って足早に去っていった、他の2人も後に続いた。




