その40
朝目が覚めると隣で奏がまだ寝ている。疲れたんだな、本当に奏の顔は綺麗に整っているなと感じ優しく奏の頭を撫でた。
「ん〜、んあぁ〜」
と奏は寝惚けている。すると目を覚ましたようだ。
「あ、私寝坊しちゃった?」
「ゆっくりしとけよ、昨日は疲れただろ?」
そう言うと奏は恥ずかしそうにしていた。
「疲れたけど嬉しかった、今も隣に優が居てくれて嬉しい」
「なんだかこのまま動きたくないな、優にずっとくっついていたい」
「裸のまま?」
「うん」
すると奏は俺の胸に顔を押し付け抱きしめる。
そうしていたが季節は真夏なので2人とも暑くなってきた。少し汗ばんだ奏はそれでも色っぽい。
「優またしたい?」
「正直言うと奏を見てたらしたくなってきた」
「よかったぁ」
「え?」
「私ばっかり優に欲情してたのかと思ったから」
「そんなわけないだろう?俺だって奏としたいと思ってたよ」
「優、じゃあまたしちゃおう?」
結局午後まで俺たちは奏の部屋から出ることはなかった。
遅い昼食を食べその日はずっと奏と俺は甘い時間を過ごしていた。そろそろ奏の両親も帰ってくるかな。
「あ!」
思い出したように奏が声を上げる。
「どうかしたか?」
「ベッドの血‥‥」
「あ、そうだった‥‥」
割と早く気づいたのだが奏が後で処理するからいいよと言って後回しにしていたのだ、その奏は俺とイチャイチャしてるうちにすっかりその事は忘れていたのだ。
「まぁ大丈夫かなぁ、布団かけとけば分からないしタイミングいい時に処理すれば!」
とは言ったが結構奏はドジなところがあるからな。ゴムの件にしてもたった今忘れていたことに関しても。
頼むから奏の両親には内緒で済ませてくれ。
そしてちょっとして奏の両親も無事に帰ってきた。夕飯も奏の家族と食べ、その後に帰ることにした。
「優、送って行こうか?」
「すぐ家に着くからいいよ、それに俺が家に着いたら奏1人だし危ないからな」
「じゃあお別れのチュー!」
奏に唇が触れる程度の軽いキスをしてバイバイする。
「むぅ〜!!」
「またしたくなるからこれくらいでいいだろ?じゃあまた明日な」
「うん、優大好きだよ!」
もうしばらくしたら夏休みだ。奏と沢山遊ぶんだろう、いつもと違う夏休みになりそうだなと感じた。




