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その36

朝の10時ちょっと前に奏の両親は親戚のもとに向かっていった。


「気をつけてねパパ、ママ!」


「ああ、奏もちゃんと留守番してるんだぞ?何かあったら優君に頼りなさい」


「奏、優君のいうことをちゃんと聞くのよ?」


「もう、私そんなに子供じゃないよ!」


そう言ってパパとママは出掛けて行った、少しは私を信用しなさいって!って言ってもこれからコンドームを買いに行こうとしている私は説得力の欠片もないけど。優にはスーパーで買い物してくるから午後から来てって言ってるし完璧!


結局一緒に買うのは恥ずかしくて近くのコンビニで買うことにした。


あう〜、買うの恥ずかしいなぁ。


ささっと準備をしてコンビニへ出掛ける。道行くカップルを見ているとあの人達はもうしちゃってるのかなぁと変な妄想が膨らむので下を向いて歩いていた。


コンビニに着いた。とりあえずコンドームだけ買うのは恥ずかしいからジュースとかサンドイッチ、それとお菓子を少しカゴに入れた。

えーと、どこにあるんだろう?

あ?これかな?極薄とか書いてあるけどよくわからない。

優はどんなのがいいんだろ?

う〜ん、でもここで悩んでるのはマズい、とりあえず極薄なのを買うことにした。


あ、レジ男の人だ。う〜恥ずかしい。出来れば見ないでほしい。自然と顔を下げる。


「2100円になります。」


素早くお金を払い足早にコンビニを出る。やった!買えた、私偉い!

謎の達成感を覚え家に向かった。

これで準備万端!思ったより早かったなぁ、優に会いたいなぁ、こんな事なら優にお昼ご飯食べて貰ってもよかったなぁ。


あ、そうだ!ホットケーキでも作って優にご馳走しよう、それと家の片付けもしちゃおう♪

やる事が決まったので奏はテキパキ動いた。

部屋の片付けていると奏はハッとした。コンドームどこに隠そう?ん〜、するとインターホンが鳴った。あれ?もうそんな時間?

時計を見ると13時20分、片付けに没頭してたらもうこんな時間。


急いで玄関に行くと優が立っていた。

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