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その13
休みの日にデートと呼べるか怪しいが約束を取り決めた奏は鼻歌交じりに女子トイレから出て教室に向かおうとしていた。
「ちょっと奏!」
呼び止められてクルッと向き直ると佳菜がいた。
「奏最近いつにも増して足立君にベッタリじゃん。私寂しいぞ〜」
「ごめん、でも優に絶対好きになってもらいたくて」
「だったらさっさと告白すりゃあいいじゃん」
「したけどフラれちゃった」
「はぁ?私聞いてないけど?てかあんたがフラれるとか足立君ってもしかしてホモ?」
佳菜が怪訝な顔をしてこちらを見る。
「ちょっとショックだったし、あんまり思い出したくないから黙ってたの。ごめんね佳菜」
「で、フラれたのに前より仲良くなってるのはどういうわけ?」
「1度失敗したからってめげてる場合じゃないなって。優を振り向かせたいの」
「あんたって健気ねぇ〜、私だったら立ち直れないわ、てか奏の告白断ったくらいなんだから神城さんが近くにいたって大丈夫ね、あんたと神城さんだけ飛び抜けて可愛いもんね」
う‥
神城さんは油断できないな、なんだかんだで優と仲よさそうにしてるし。
「あんた、神城さん苦手でしょ?言った途端顔色曇ってるよ?」
「ウソ!?顔に出てた?」
「恋する乙女は大変ねぇ〜、でも私は奏の味方だから安心しなよ」
「ありがとう、佳菜、大好き」
私は佳菜に抱きついた。




