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初クエスト

初クエストの場所まではそう遠くなかった。

「すごく緊張するね、りおん」

「そうだな」

おれからしたらこんなもの時戻し使えば余裕だろ、、、そう思っていた。

「お!スライムだよ!ねぇねぇすごい見てこれちょーかわいい!触ってもいいかな」

「辞めとけってもう触ってるし」

茜はしばらくそのスライムを叩いてみたり、抱きしめてみたり、投げてみたりして遊んでいたのだがスライムも堪忍袋の緒が切れたんだろう。


でしっ!!


「痛い!」

「あ〜あ、スライムも耐えきれなくなったんだろうな」

鼻で笑いながら言ってみる

だけどこんな茶番をずっとやっている理由にもいかない

「茜、こいつ倒していいか?」

茜は頬を抑えながら

「そんな奴ぶっ殺しちゃっていいわよ!早く!」

ブチ切れるのはスライムの方だと思うのだが。

「じゃ、遠慮なく」

ぷぎゅっという音を立ててスライムは消えた

「もぉーなんだったのよ、あいつ。帰りましょりおん」

帰る気満々で足が街の方に向いている

「分かったけどちょっと待って。アイテム回収してからね」

おれがアイテムを拾いにスライムを倒した所に行こうとした時

『悪魔界だぁ~!!!!』

悪魔界とはなんだろう。この時の俺は恐怖よりも好奇心の方が勝ってしまった。

「りおん?どうしたの、今の何?」

「ん?多分受付所の近くでおじさんが言ってたやつだ」

悪魔界でも何とかなるだろう。死ぬ前に戻せばいいだけだし、

「来るぞぉぉぉぉ!!!!!逃げろぉぉぉ!!!そこのお兄ちゃん何やってんだよ!早く逃げろ!」

何回もやり直せば行動パターンも分かるだろう

その時後ろから果物を潰したような音がした、なんだ、ろ、、う。

そこには見るにも耐えない姿になった茜と

「あっれぇ?ここって初心者ばっかだっけ?ごめんごめん間違えて殺しちゃった(笑)で、君はそこで何やってんの?」

おれはその光景が物凄くショックだったのだろう。逃げることも出来ず立ち尽くしていた。

「あ!私の名前を言ってなかったな。私の名前はフィルエル、悪魔界の王だ!」



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