表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/27

正、出撃

目の前には幾千の敵。こちらは俺一人とか弱いお姫様。勝敗は火を見るより明らかってやつだ。そんな状況に俺は下を向き、思わず笑みを零す。




「バカの一つ覚えで牙しか技のないあなたが……夢みてのぼせないで!! これはまぎれもない現実(リアル)なのよっ!!」




「現実……リアル!? ハッ!! ファック!!!!」




俺は待ち構える敵に、単身切り込む。俺のお姫様の悲鳴が聞こえる。




「テメェらは知らねぇのさ」




うぁあああああああああ!!




敵の群れに俺の姿は消えていく。




「リアルなんざブッ壊せる!! いつだってそうしてきたバカを俺は一人…知ってるぜ!!!」




俺は恐らくこの戦いで命を落とすだろ。




以前までの俺は未だ動力の入らない人形とおなじだった。




そこに命を吹き込んだのはあいつ。




ならあいつのもとで消えてしまうのも………まぁ悪い気分ではない。




まるで夢の中にいる気分だ。静かだな……今が乱世だとは思えん。

おたけびをあげ、無数の敵を切り裂き、夥しい返り血を浴びながら俺は考えた。






















これ夢じゃね?



あっ、皆さんおはようございます。

目を覚ますと、俺は牙の王ではなくニートだった。あぁ、なんだかすごく懐かしい夢を見ていた気分だ……。




楓ちゃん特製カプセルの中は、ブラックライトって言うのか? それでかなりいい感じ。俺の未来よりはるかに明るいwwwwwwwwww




しかし狭いところに長くいるのは趣味じゃないので、出たいんだがこれ内側からじゃ開けられないようだ。

開けてwwwww誰かwwwww私をこの世界からwwwwwwww




まぁ、騒いでも仕方ないからおとなしくしてた、ら。



いやね。

いきなりカプセルの蓋の裏側というんでしょうか。つまり俺の今みてる、カプセルを外側から見た場合いわゆる蓋の内側と呼ばれる部分がですね、



ピカッと!!



光りましてね。うはwwwwwwピッピッカチュウやわぁwwwwwwww的なことを思いましてね。



なんかスクリーンになってるみたいだ。

そのスクリーンに焦った顔したイエローハットが映し出されている。近い近いwwwwww少し手を伸ばせばキスできる距離wwwwww



「お兄ちゃん、大変だよ!」




「どうした!? 生理か!?」




「そんなことわざわざ発表しないよ!? 違うんだって!」



イエローハットのこの焦り具合はなんだ? まるで、無双でユニーク武器の条件満たして後クリアを残すのみとなったのに、敵武将から集団空中レイプ受けて風前の灯火状態の時のプレイヤーのようなこの焦り具合は?



イエローハットは一旦呼吸を整えてから、吐き出すように言った。




「この基地が襲撃をうけてるんだよ!!」



なっ、なんだって!?




「既に入り口が突破されてる! 数十名の兵士がこの基地内に侵入しているんだ! ブラックのお兄ちゃんがなんとか破壊された入り口で敵の侵入を防いでるけど間に合わない! 基地の防衛システムが働かないんだよ!! こちらのメインコンピュータの8割がハッキングされてる!! なんで!! 意味わかんない!!」




まぁまぁ落ち着きなさい若いの。これでも飲みんしゃい(´・ω・`)つ且ホラヨ




「これはこれは、結構なお手前で…ってやかましいわッ!!」




ノリツッコミwwwww




「だって、そんなこと言われても俺こっから出られないしぃ~お前があらがじめ内側から開けられないようにしているのがいけないしぃ~」




「う……それは……あっ! 遠隔操作で開けられるようにしてたんだ僕。今から信号を送るよ! でも相手に妨害電波らしきもの出されてるから3分かかる……待っててね」




そうイエローハットが言った後スクリーンは何も映し出さなくなった。しかしあんな焦ってるイエローハットを見るのも初めてだな。




まぁなんってたってまだ小学生だからなwwwwwwガキんちょなんだよなwwwww基本的な性教育も済ましてないガキんちょwwwwwww大人なめんなよwwwwwww俺がどんだけ保健の教科書にアンダーラインひいたと思ってたんだよwwwwww大人ってのはどんな状況でもこう、どしりと構えられんだよwwwwwiQ200以上がなんぼのもんじゃいwwwwwwwwwwww




ということで俺は寝ることにした。次は風の王になって、はこちゃんにリンクチューナーして貰おう。




そんな矢先でしたか、私はある異変に気付きました。

先ほどからなにやらガシガシ言ってます。なんかこのカプセルの外から聞こえるというか、このカプセルが強い衝撃を加えられているというか……




(´・ω・`)うーん




チッチッチッチッチッ




あっ!




\(^o^)/コレテキガカプセルヲコジアケヨウトシテルオトジャネ?




「ぴぃぎゃあああああああああああああああああああッッッッ!!!!!!」




ガンガンガンガン!!




カプセルを外側からこじ開けようとする音が響く。普通に横にスイッチがあってそこ押せば開くと思いますけどwwwwww原始的wwwwwwギャートルズばりの知性かおまえはwwwww




しかし、自分は何もできないままただ待っているだけで。




いやだ、こんなの恥ずかしくて感じちゃ……

ねーよwwwwwww




俺の気分はさながら、トイレの奥に隠れていると最初から分かってるはずなのにわざわざ手前の扉から律儀に開けていき、最後はガチャガチャして上から気がつくまで辛抱強くしがみついて眺めている幽霊に追いつめられてる気分。




あれさwwww思うんだけど上とか見ないでさwwww速攻で勢いよく扉開けちゃえばwwwwwギッーバタンってなってさwwwww幽霊を扉と壁に挟んで退治できるんじゃねwwwwwwアォッ!!とかなるんじゃねwwwwww




違う、今はこのテンションじゃない……。




けど今のこのシチュエーション、俺には手の打ちようがない。長門EXは医務室の壁にかけてある。あれは俺にしか動かせないから、奪われる心配はないけどさ。



まぁ、このカプセル頑丈みたいだしもうしばらくは大人しくしてていいか。ガンガンやったくらいじゃビクともしないっしょ?




俺は息を潜めて眠りこけようとしたその時、俺はある言葉を思い出した。




●<三分したら開くから




三分したら開くから……




三分したら……




三分……(エコー)




ウィィィィィン




地獄の釜は耳障りな機械音と共に開かれた。




俺(゜-゜)……




敵(´・ω・`)ハァハァツカレタ…アカネェヨコレ

敵(´・ω・`)エッ?

敵( ⊃Д⊂)ゴシゴシ

敵( ゜д゜)……

敵( ⊃Д⊂)ゴシゴシ

敵( ゜д゜ )






その時二人の時間が止まった。








黒い軍服に身をお包みになられた恐らくブルーのおっさんぐらいの年齢の男性が立っております。

お互い状況がよく読みこめない。




むしろ俺は読み込みたくない。



どうしよもなくて、ただカプセルに仰向けになっています。泣きそうです。




ところが敵は笑ったwwwwwww幸せそうに笑ったwwwwwwwつられて僕も笑ったwwwwwwwもう、こりゃ駄目だって確かめるようにwwwwwwww




俺はもうなんかパニクッて、敵の目を真っ直ぐに見つめ、爛々とした声で歌を歌うことにした。敵キョトンwwwwww




「会いにきたよwwwww会いにきたよwwwww敵に会いにきたんだよwwwwwこのカープセルの側面にねwwwwwボタンがあるってことwwwwwちゃんと知ってほしくてwwwwwきたんだよwwwwww」




すると、敵さんはなんか恥ずかしそうにしながらかがんでカプセルの横をちらっと確認した。




今しかない!!




俺は悲鳴を上げる体に鞭打ち韋駄天の如き早さで跳ね起き、敵を蹴り上げた。




ふはははwwww馬鹿めがwwwww俺は孔明先生の如き策士なんだよwwwwww三回訪れないと仲間になってやんねぇぞwwwwwww




俺はすぐさまベッドの横にかけてある長門EXに手を伸ばそうと駆け寄った。




ガチャリ




俺の頭の後ろで銃口をこちらに向けて確実に合わせてきたような、主に零たんのせいで聞き慣れた音がした。




「そこまでだ。動いたら撃つ」




俺は大人しく両手を上げながら振り向いた。



クッソ……後もう一歩だったんだか。どれ、ここは一つ。




「実戦は初めてか? ルーキー」



俺は某塚明夫さんの声で言った。




「ふざけるな!! 俺はこの世界で10年以上生きているんだ!!」




敵のおっさんは激昂しながら言った。安い挑発に引っかかるなこのおっさん……。フッ……悪いがこんな安い煽りで怒ってるようじゃ、2chじゃ生きていけないぜ?




そこで俺は一回でいいから言ってみたかった台詞を言ってみることにした。




安全装置(セーフティー)が外れてないぞ?」




「えっ? 嘘? ちゃんとさっき外したけど……」




そう言って敵は銃をしげしげと確認しだした。

馬鹿すぐるwwwwwwwwww




ソリッド・タダーシことこの俺がこんな絶好の隙を見逃す訳もなく、一気に詰め寄って銃口を掴んでクルっと捻ってやった。零たん直伝護身術がここで役に立つとは……。



「いでぇぇぇぇぇええ!!!!」



指をねじ曲げられた敵の情けない悲鳴が医務室にこだまする。ふはははははwwwwwww俺をただのニートだと見くびっていたのか貴様?wwwwwwww




俺はなもうニートじゃない!!wwwwwNot in Employment、 Education or Trainingじゃないんだよ!!




「おい、ルーキ。NEETの頭文字の意味が知りたいか?」




俺は立てかけていた長門EXを作動させて、転げ回る敵にその切っ先を当てて得意気に言った。




「N涙と笑顔と!!

Eエロスとやる気の

Eエンド・オブ・ザ・ワールドこと

T正オブ・ザ・イヤー!!」




「無理やりすぎな……」




WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!




敵の突っ込みを聞き終わる前に、長門EXの雄叫びが轟きわたる!!




「シャイニングゴッドシュガー!!!!!!」




この間寝ないで考えた必殺技の名前を叫び、長門を振り下ろした瞬間辺りはまばゆい光に包まれる。




ドゥグォォオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!




標高3000mから鉄板落としたような信じられない轟音を響かせながら、敵さんは壁を突き抜け六部屋ぐらい向こうに吹っ飛ばされたwwwwww長門wwwwwやりすぎじゃねwwwwww


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ