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雪だるま  作者: 神月 
4/5

そして、もうひとり・・・・・・

「・・・というわけだ」


 友人は、わたしを哀れむように見つめている。


「そんな顔するな。みいちゃんが悲しむ」

 わたしがそういうと、友人は微笑んだ。


 わたしは、はっと気がついた。

「そういえば!!ちいちゃんに『すぐ行く』って言ったんだった!」


 わたしはすぐに外に出た。

「あれ?」


 ちいちゃんの姿はなかった。

 なにもなかった。

 そこにあるはずの雪だるまさえも。


 ただ、小さな小さな水たまりと、「ちいちゃん」とかかれた小さな手袋が地面にあるだけだった。


 

 それから、ちいちゃんがわたしたちの前に姿を見せることはなかった。

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