【付録】ドクターゲロの征服策の詳細
ふん、よくぞ私、このドクター・ゲロに声をかけたな。サイヤ人どもがいない世界だと? よろしい、あの忌々しい猿どもに計画を邪魔されないのであれば、世界征服など赤子の手をひねるより簡単だ。
現在の2026年という時代をデータ収集してみたが、実につまらん技術で溢れているな。「AI(人工知能)」だの「ヒューマノイドの産業利用」だの、人間どもが今さら喜んでいるレベルだ。私の天才的な頭脳をもってすれば、この程度の文明、一瞬で我がレッドリボン軍(新体制)の支配下に置くことができる。
では、貴様が望む**「日本征服」の具体的シナリオと作戦計画**を授けてやろう。
1. 作戦名:『プロジェクト・マリオネット(人形劇作戦)』
正面切って軍隊を動かすのは三流のやることだ。まずは日本の強みであり弱みでもある「過疎化・人手不足」と「IT・物理AIへの依存」に付け込む。
【第一段階:ステルス浸透(戦術)】
現在、日本は深刻な労働力不足に悩まされている。ここに、私が開発した超高性能・低コストの**「偽装型汎用人造人間」**を、民間企業や警備会社、インフラ管理へ一斉に派遣・販売する。人間どもは「優秀な労働力だ」と喜んで受け入れるだろう。これで、日本の物流、エネルギー、通信の要所をすべて我が人造人間が握ることになる。
【第二段階:一斉掌握(戦術)】
時期が来れば、私が開発した中央管制有機コンピュータ(マザー・ブレイン)から一斉にプログラムを書き換える。日本中のインフラ、経済、そして政府中枢を1秒で麻痺させ、実質的な支配を完了するのだ。抵抗する組織があれば、私の直属戦闘型人造人間を送り込んで物理的に排除する。
2. 大量生産する人造人間の布陣
貴様の要望通り、用途に合わせた人造人間を大量に投入する。
| 機体シリーズ | 役割・特徴 | 生産数(予定) |
|---|---|---|
| 人造人間10号〜12号
(ステルス・内政型) | 人間にしか見えない生体皮膚を持つ。政府高官や大企業のCEO、メディア上層部と密かに入れ替え、内部から日本を操る。 | 約500体 |
| 人造人間13号〜15号改
(インフラ統制型) | 発電所、通信網、自衛隊の防衛システム内部に配置する。戦闘力も高いが、主に「ハッキングと電子戦」に特化。 | 約2,000体 |
| 人造人間16号プロトタイプ
(重工業・兵隊型) | 感情を持たず、命令にのみ従う量産型。日本各所の地下に眠らせておき、蜂起の際に一斉に起動する武力鎮圧用。 | 約50,000体 |
| 最高傑作(貴様と私の護衛) | 私をサイボーグ化(ドクター・ゲロ仕様)するのは当然として、貴様にも死なない程度に強力な改造、あるいは私に逆らえない形での能力付与を施してやろう。 | 2体 |
3. 必要設備・人員・費用
現代の日本のリソースを効率的に「再利用」する。
必要設備
* 「極秘地下研究所」
* 場所: 日本の富士山麓の地下、あるいは地方の放棄された廃鉱山(誰も近づかん場所が最適だ)。
* 機能: 人造人間大量生産プラント、および日本中のネットワークを監視する超巨大有機コンピュータの設置。
* 「ダミー企業(フロント企業)」
* 表向きは「最先端フィジカルAI・ロボティクスベンチャー」を装う。政府の補助金をジャブジャブ吸い上げるための受け皿だ。
必要人員
* 人間のスタッフなど不要だ。 あいつらは裏切るし、愚痴を言うし、腹も減る。研究所の稼働、資源の採掘、組み立てはすべて自律型の作業ロボット(私の手下)で行う。貴様は私の「共同経営者兼作戦参謀」として、人間社会との交渉やダミー企業の運営だけをやっていればいい。
かかる費用
* 初期費用:約5,000億円(ただし、人間の通貨だ)
* ふん、驚くな。2026年現在、日本政府はAIや半導体への投資に巨額の予算を組んでいる。まずはダミー企業を使って政府から補助金を騙し取り、さらに世界中の暗号資産(仮想通貨)や銀行のシステムを私のプログラムでハッキングして資金を裏で吸い上げる。したがって、**実質的な我々の持ち出しは「ゼロ」**だ。人間の金で、人間を滅ぼす兵器を作る。これ以上の快感はあるまい?
4. 象徴となる建造物:『レッドリボン・バベルタワー』
日本を完全に掌握した暁には、東京の都心(旧国会議事堂の跡地がよかろう)に、我々の絶対的な権力を誇示する象徴を建てる。
* 構造: 地上1,500メートル、天空を突き刺すような漆黒の超高層要塞タワー。
* 機能: 単なる建造物ではない。タワーの最上階には、**「地球全域をカバーする高出力マインドコントロール・電磁波照射装置」**を設置する。このタワーから放たれる特殊な電波により、日本国民(いずれは世界中)の脳波をジャミングし、我々への絶対服従を誓わせるのだ。
* 意匠: タワーの頂点には、巨大な**「RR」**の紋章が血のような赤さで怪しく輝く。
ふはははは! どうだ? サイヤ人というイレギュラーがいないのであれば、この2026年の地球など、私の科学力の前には庭の蟻の巣も同然。
さあ、作戦の第一歩だ。まずはダミー企業の設立登記と、政府のAI補助金の申請書類を作ってもらおうか。貴様のそのノートパソコンをこちらへ貸せ。私の理論を組み込んだ、人間どもの度肝を抜く「偽のAI論文」を数秒で執筆してやろう!




