46. セッション II: 小鴉 (1)
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小鴉:銃槍で攻撃、かな。職業技の、銃槍突きというのを使うよ。
GM:相手を指定してくれ。槍使い、刀使いA、刀使いBがいる。
小鴉:槍使いは、もう、このラウンドには動かないんだよね?
GM:そうだな。行動済み、という状態だ。移動もできない。
小鴉:僕の次は、刀使いAが動く、でいいのかな。
GM:そうだ。その次が安倍、そして刀使いBだ。そのあとは、月夜、躑躅、焔刀、風乃姫が続けて行動することになる。
小鴉:なるほど。槍使いの今の技は、もう使ってこないんだよね?
GM:1戦闘に1回、かつ、先攻になった時だけだ。
小鴉:オーケー、分かった。刀使いAを僕の攻撃で倒せるとは思えないから、だったら、疾風突きがもう使えないとはいえ、後衛にも攻撃が届く槍使いを優先した方がいいのかなと思うんだけど。次もまた、僕を攻撃するの?
GM:基本、エネミーの攻撃対象の優先順位は、先制値が高いか低いかで決めるようになってはいるが、例えば、殴ってきた相手に攻撃を切り替えることも、不自然なことではないよな。
小鴉:うん。そうだね。
GM:俺がよくやるのは、一番、高いダメージを投げてきたやつを攻撃対象に取るパターンだな。
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GMとしても、本気でPCからキルを取りたいんなら、各個撃破をするのがいいに決まっているが、それをやると、戦力の選定に自由があるGMの方が、圧倒的に有利なわけで、そしてTRPGはGMがPCに対して有利な状況を作って楽しむものではない。
と、俺は思っている。
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小鴉:僕たちとしては、各個撃破をしていった方がいいよね。
安倍:私もそう思います。
小鴉:このラウンドで、少なくとも槍使いは倒したいな。後衛の、例えば躑躅くんや安倍くんが高いダメージを出した場合、次のラウンドで狙ってくる可能性もあるってことだよね?
GM:間違いなく、そうする。
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本当は、ここまで手の内を明かす必要もないとは思うが。これはこれでいいだろう。どういうふうに考えればいいのか、その道筋が見えた方が、ゲームを楽しめる。
俺の場合は、そうだった。




