43. セッション II: 密書 (2)
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安倍:神職の方々がいらっしゃるのは、我々と同じような理由でここに集まったのでしょうか。
GM:密書を運んだのはPCたちのみだが、大暁寺に神職の姿があるのも、協力要請に応えた形で、近隣から駆けつけて、逃げてきた連中を助けている、という状況だな。まぁ、遠方からの旅人ではない感じだ。
躑躅:近くの方々、ですか?
GM:そうだな。
躑躅:だから、巫女さんがいたのですね。
GM:そういうことだ。この異常事態に対応しようとしている連中は、ちゃんといる。
安倍:心強いことです。我々も、その一翼をこれから担うことになるのでしょうか。
GM:そうなっていくかどうかは、お前ら次第だよ。
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TRPGだからな。こっちが用意しようとしているストーリーのルートに、強制的に放り込もうとは思わない。俺としては、選んで欲しいんだよな。あくまでも、プレイヤーの意志で。
難しいけどな。そっちに持っていくのは。
そろそろ、イベントを起こすか。
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GM:よし、時間を進めよう。長旅の疲れを癒すように言われ、まぁ、身体を休めることができる場所に全員が今、いると思ってくれ。
小鴉:同じ場所にいるんだね、僕たちは。
GM:ああ。その間に、自己紹介なりなんなりを、当たり障りのない範囲でして、互いの名前を知ってる、ぐらいの関係にはなった。ことにしてくれ。
小鴉:分かった。
GM:時間は夜の深い頃。僧兵たちの声が響く。「敵襲!!!!」
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「だから、びっくりするって!」
全員が、びくっとしたな。
「雰囲気が出るだろ」
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GM:松明を持った僧兵がひとり、PCたちがいる場所にやってくるぞ。「お休みのところ申し訳ないが、力を貸してくれ!」
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