表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/128

22. 決戦 (4)

――2ラウンド目


┌───────────────────


GM:2ラウンド目だ。先制目標値は3。

月夜:はい。振ります。あ。――2……ですかね?


└───────────────────


 テーブルの下に落ちたか。


┌───────────────────


GM:落ちたら振り直しだ。

月夜:はい。――6です!

GM:月夜が先だな。

月夜:にゅーん、どうしましょう。

GM:牛鬼は、「おのれ、ふだの力か、ぐもー」と言っている。


└───────────────────


 こういうのを入れるのもありだよな。


┌───────────────────


月夜:ぐもー?

GM:牛鬼の語尾だ。気にするな。


└───────────────────


 ちなみに、ルールブックの三冊目のリプレイに出てくる、オフィシャル語尾だ。


┌───────────────────


月夜:ぐもー。どうしましょう。

GM:乗らなくていい。

月夜:えーっと。でも、今のって、ヒントみたいなものですよね?

GM:思いつきで言っただけだ。

月夜:んー? あ。さっき、偶数ラウンドにだけ使えるのがあるって、言いましたよね?

GM:言ったような気がする。

月夜:それを使う気ですね?

GM:さぁな。

月夜:絶対、使う気ですね。ずるい。


└───────────────────


 なんでだよ。


┌───────────────────


GM:まぁ、バフがある間は、一枚、バフが外れた上で鉈斬りより低いダメージが飛ぶだけだが、バフがない状態でもらうとダメージが増える、という技だな。


└───────────────────


 ルールブックに書いてあるし、これぐらいはしゃべってしまっても俺はいいと思っている派だ。エネミーの鑑定があったりするゲームだとまた違ってくるが、『戦国双刀伝』にその手のルールはない。


┌───────────────────


月夜:なるほど。ということは、私が十字留めを使うと、邪魔ができたり?

GM:そういう考え方もある。


└───────────────────


 あるが。


┌───────────────────


GM:俺からいえるのはここまでだ。あとは好きにやってみてくれ。

月夜:分かりました。


└───────────────────


 説明しすぎるのもな。


┌───────────────────


月夜:んーと。防具でダメージが5点止まるので、それを7点にしても、このラウンドに剥がされる可能性がある、と。で、今、私が与えるダメージが2点、増える状態になっていて、これがなくなる可能性がこのあとにあると。

GM:そうだな。

月夜:えー。どうしましょう。むー。


└───────────────────


 こうやって、悩んでる時もTRPGは楽しい。GMができることは、黙って見守ることだけだ。


┌───────────────────


月夜:えーと。十字斬りは、ダメージが2点、高くなるだけですよね?

GM:そうだな。補助武器の物理威力が加算されるだけだ。


└───────────────────


 二刀流の上位の技には、装備している武器二つの必殺効果が適用されるようになったりするものもあるが、先の話を今してもしょうがない。


┌───────────────────


月夜:だったら、いつ使っても一緒な気がします。十字斬りでトドメを刺せるような状況があれば一番、いいのかなと思うんですが。

GM:敵の残りのHPに対して、ダメージが足りなくて次の攻撃を許すかもしれない場合、だな。

月夜:はい。


└───────────────────


 けっこう、ルールを突き詰めるタイプなのか。ヤミコは。


┌───────────────────


GM:2点の追加ダメージが効いてくる場合もあるぞ?

月夜:それはもう、時の運ですから。なので、もう一度、小刀斬りを使います。十字留めを使うより、ダメージを与える機会を優先した方が良さそうなので。

GM:分かった。じゃあ、振ってくれ。

月夜:振ります。――6、4。10なので、+2して12です。

GM:牛鬼の回避だ。2d+0。――4、1。5だな。月夜の小刀斬りが当たった。

月夜:ダメージですよね。サイコロ一つと、物理攻撃力と、物理威力。あれ?

GM:どうした?

月夜:戦勝札のボーナスって、さっき、足しましたっけ?


└───────────────────


 累積ダメージが7。ダメージの1dは2だったような気がするな。


┌───────────────────


GM:すまん。俺のミスだ。さっきのダメージは9にしていい。

月夜:いいんですか?

GM:本当はルールの巻き戻しは駄目なんだが、今回は俺のミスだから、オーケーだ。悪かった。

月夜:いえいえいえ。


└───────────────────


 こんなミス、久しぶりにやったな。やっぱり、TRPGは続けてないと駄目か。


┌───────────────────


月夜:ということは、サイコロ一つに、物理攻撃力が+3で小刀の物理威力が+2で、戦勝札の+2があるから、+7。

GM:そうだな。


└───────────────────


 プレイヤーのミスによるルールの巻き戻しは、あまり認めると場が停滞するから駄目だが、GMのミスの場合は不公平感が出るから、俺は修正することにしている。今回みたいに、修正が簡単な場合は、だが。


 そうじゃない場合は、意図的に忘れて、あとで謝る。戦闘が10ラウンド続いてて、1ラウンド目の出来事に気づいた時とかな。


┌───────────────────


GM:じゃあ、振ってくれ。


└───────────────────


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ