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22. 決戦 (2)

――1ラウンド目


┌───────────────────


GM:では、始めるぞ。戦闘の配置は、餓鬼玉の時と変わらないからな。

月夜:はい。どちらが先に行動するか、ですよね。

GM:ああ。牛鬼の先制目標値は3だ。1dで3以上出してくれ。

月夜:はい。あのー。

GM:どうした?

月夜:1d、というのは?

GM:すまん。d6しか使わないTRPGだと、6を省略して1dとか2dっていうケースがあるんだよ。あとはまぁ、単純に、俺の癖だ。

月夜:なるほどです。

GM:あとな。

月夜:はい。

GM:牛鬼は、強いからな。

月夜:負けません!


└───────────────────


 元々は、1レベルPC4人で戦う想定で牛鬼にしてたんだよな。レベルダウンして弱くはしたが、HPは少し、下げた方がいいかもな。


┌───────────────────


月夜:振ります。

GM:振ってくれ。

月夜:高い目! ――4!

GM:月夜が先だ。

月夜:小刀突きを使います!

GM:あー、すまん。牛鬼のレベルは2なんだ。

月夜:え。では、+1のボーナスは。

GM:ない。月夜が戦いで使えるのは、小刀斬り、十字斬り、十字留めの三つということになる。

月夜:……なるほど。十字留めの効果は、奇数ラウンドの防御力が2点、高くなる、でしたよね?

GM:そうだな。基本、戦闘中だが、その手のバフを剥がす手段も、敵にはある。

月夜:牛鬼さんにも?

GM:あるぞ。剥がせるバフは一つで、こちらから指定できる。偶数ラウンドにしか使えないけどな。

月夜:……ということは?


└───────────────────


 悩め。勝ち筋はあるはずだ。


┌───────────────────


月夜:えーと。最初は、えーと。


└───────────────────


 どうする。


┌───────────────────


月夜:小刀斬りを使います!


└───────────────────


 戦勝札が乗って、+2、物理攻撃力が+3、主武器の小刀の物理威力が+2。ダメージの期待値は、1d+7で、10ぐらいか。1レベルPCのHPが40基準にプラスαだから、まあ、五発で確実に死ぬバランスか。このへんをエネミーのHP設定基準にしてあるはずだから……あとは、十字斬り次第か。


 切り札使えば、1dが6、+7に補助武器の小刀の物理威力が乗って、15。これに、主武器の小刀の必殺が乗って……+6。21か。


 なるほどな。


┌───────────────────


GM:振っていいぞ。


└───────────────────


 外すなよ。


┌───────────────────


月夜:2d6+2ですよね。振ります! ――3、5、足して、えーと、10です!


└───────────────────


 悪くない。牛鬼の物理回避は±0だ。こういう時、オープンダイスだと逆に怖いな。


┌───────────────────


GM:振るぞ。――2、5。回避の達成値は7だ。月夜の小刀斬りが当たった。


└───────────────────


 よし。今日の俺は、ダイス目が走らない運気らしい。


┌───────────────────


月夜:ダメージですよね。えーと、物理攻撃力と、物理威力と、サイコロ一つ。振ります! ――2。えーと。3と2を足して、7です。……あのー。

GM:どうした?

月夜:まだ、元気そうですか? 牛鬼さん。

GM:余裕がありそうだ。

月夜:ぐぬぬ。


└───────────────────


 ダメージ7か。現状のHP設定だと、4ラウンドぐらいで決着が尽きそうだが、こいつ、ダメージ決める時のダイスの出目、さっきから低いよな。


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