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17. 太郎の行方 (1)

「改めて、状況を説明するぞ」

「はい」


┌───────────────────


GM:駆け込んできた若い男によると、子供が一人、いなくなったらしい。

月夜:太郎ちゃん。

GM:そうだ。若い男の名前は、えー、どうすっかな。寅吉にでもしとくか。寅吉の一人息子だ。

月夜:お父さんなんですね、駆け込んできた人は。

GM:そうだな。で、まぁ、村長やら寅吉との会話で情報を引き出して、という、やり方もあるんだが、そういうのにはプレイヤーにも慣れが必要なわけでさ。

月夜:リプレイだと、すらすらと皆さん、会話のキャッチボールで状況を把握したりしてらっしゃいますよね。

GM:まぁな。でも、誰にでもできることじゃない。


└───────────────────


 ヤミコはできそうだけどな。


┌───────────────────


GM:なんで、寅吉がこれから村長に向かって話すことを簡潔にまとめてしまうとだ。

月夜:はい。

GM:その1。太郎は母親、寅吉の嫁だな。母親と一緒に、夕方の前までは家にいた。

月夜:ふむふむ。メモします。夕方までは、お母さんと一緒にご自宅にいた。

GM:そうだ。家でできる仕事みたいなもんがあって、それをしながら子供を見てたんだろう。

月夜:なるほど。

GM:その2。母親はちょうど、寅吉と入れ替わりになる形で、村の女たちの寄り合いっつうか、夕方の情報交換の立ち話のため、家を出た。

月夜:夕方にご自宅を出たんですね。

GM:ああ。その3。少し、時間が()きはしたが、概ね、いつも通りに寅吉が家に戻ったところ、太郎がいなくなっていた。で、今に至る。

月夜:ふむふむふむ。お母さんがいつものように家を出て、寅吉さんが戻るまでの短い間に、太郎ちゃんがいなくなってしまったと。

GM:そういうことだ。戸に鍵は……まぁ、つっかえ棒みたいなやつはあるだろうけど、今回に関していえば、戸は開いたままだった。太郎はそうだな、四歳とか五歳ぐらいか。一人で外に出てうろつくことができる年齢だ。補足しておく。

月夜:ということは、誰かにさらわれたのではなくて、ひょいっと家を出てしまった可能性が高い?

GM:そうだな。

月夜:今は、どんな感じなんでしょう? 太郎ちゃんを皆さんで探してらっしゃるんでしょうか。

GM:村人総出で探し回ってる。で、寅吉が村長にそのことを伝えに来た。

月夜:なるほどですね。


└───────────────────


「先に言っておくが」

「なんでしょう?」


「あまり、深く考えるなよ。村人の誰かが犯人なんじゃないか、とかさ。そういう、手の込んだシナリオじゃないから」

「そういうことも、ネタバレしてしまう感じなんですね」


 ネタバレって言葉も知ってるんだな。


「時間があったら、あーでもないこーでもないってやるのも楽しいんだが、今回は、戦闘を二回やりましょう、っていう、短いシナリオだからさ」

「なるほどです」

「本格的なシナリオは、次の機会にでもやればいいさ」

「そうですね」


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