15. 最終確認 (2)
で、二戦目が。
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┃敵(2戦目)
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┃餓鬼 2
┃
┃配置:前衛中央
┃
こっちは、プレイヤーがもう少し、戦闘をやりたそうであれば入れるデータだっけな。
餓鬼玉のあと、いきなりボス戦はおかしいだろって言われたような記憶がある。
まぁ、ボスは牛鬼にしてたしな。
「……餓鬼玉一体から牛鬼か」
さすがに、PCが一人だと荷が重い。回復役が入ってる前提で組んでるから牛鬼を採用したんだが。
「何か、変わりになるようなやつ、いたかな」
1レベルのPCと、ボスっぽい立ち位置で、一対一で戦えるようなやつ。
……あれならいけるか?
「戻りました。お待たせしました」
「おぅ、お帰り」
よし。あれでいこう。データは、二冊目に載ってるんだったか。
「何をしてらっしゃるんですか?」
「敵の調整だ。このシナリオ通りにやると、高確率で事故が起きる」
「事故?」
「全滅エンド」
「え。全滅するんですか?」
「PC一人用のシナリオじゃないからさ。回復役が少なくとも、一人はいる前提で組んでるんだ。今のままだと、敵が強すぎる」
「あ、なるほど」
「まぁ、そのへんは、多分、どうになるだろう」
あとは。
そうか。
「少し、お前のキャラの設定を詰めさせて欲しいんだが」
「はい」
「今回のシナリオでは、月夜は旅の途中、ということになる。旅の途中で立ち寄った村で、まぁ、色々ある、という展開だ」
「はい」
「で、この流れは、申し訳ないんだが、受け入れて欲しいんだ。じゃないと、シナリオが動かない」
「なるほど。分かりました」
「でさ。その、旅の内容を、漠然とでいいんで、考えて欲しいんだ」
「……難しそうです」
まぁ、慣れないうちは、こういうのをいきなり言われても、そういう反応が返ってくるよな。
「だよな。で、まぁ、提案なんだが、猫又たちの小さな国みたいなものがあってさ。その国のお偉いさんの命令で、月夜は旅をしている。というのはどうだ?」
「あー。秘密の命令、でしょうか」
「ああ。それでもいい」
「何かを届けようとしている、とか?」
「いいんじゃないか」
「えー。何だろう。大きいものじゃないですよね」
「秘密の命令、ってのを採用するなら、まぁ、そうだろうな。隠し持てるもののほうが、それらしい」
「隠し持てるもの……」
ここから先は、自分で考えてもらったほうがいいな。スナック菓子でも食って待ってるか。
「えーーーーと。んーーーー」




