10. キャラクター作成・1 (1)
書くもの渡してなかったな。
「これ、使ってくれ」
シャーペン、消しゴム、メモ用のA4の紙を二枚。メモ用の紙は、初めてGMをした中学二年の時から、必ず渡すようにしてる。GMがしゃべった内容を書くやつとか、パーティメンバーの戦力分析をメモるやつとか、使い方は色々だったが。
あると便利なのは、間違いない。これは、プレイヤーサイドでの経験に照らし合わせて、ということでもある。
「ありがとうございます。お借りします」
そう言って、ヤミコがきれいな日本語で、種族、職業と書いた。
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戦国双刀伝のキャラクター作成ルールは、次の通りだ。
1.種族を選択する
2.職業を選択する
3.特技を選択する
4.装備を購入する
キャラクターの名前や性別はあとでもいい。無論、種族の前に職業を決めてもいいし、この武器を使いたいから、この職業にする、という考え方でもいい。ようは、必要な数字が全部、計算できていればいい、ということだ。
[種族]
種族は、種族固有の能力が一つあるだけで、それ以上のゲーム的な意味でのデータはない。能力値が増えたりは、しないってことだな。
[職業]
職業は、能力値の基本になる数字を決めるのに使うほか、特技の選択枠を決めるという役割もある。職業技というのもあって、これは、キャラクターのレベルが上がると、使えるものが増えていく。
[特技]
特技の選択数は三つで、同じ職業でも特技が違えば、得意な武器も変わるし、戦い方も変わってくる。また、特技は能力値に対するボーナスも与える。
[装備]
全てのキャラクター共通で、10000銭もらえるので、これを使って装備を買ったりなんだりする。
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「えーと、種族は……」
種族と職業を口に出しながら、ヤミコがメモ用紙にそれをそのまま書いていく。
「思い出せるのは、これぐらいですね」
「見せてもらっていいか」
「はい」
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┃種族 職業
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┃猫又 侍
┃鬼 鉄砲使い
┃天狗 陰陽師
┃妖狐 侍
┃
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なるほどな。




