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62. セッション II: 古城 (2)

 敵側の追撃をある程度は振り切っていると考えてはいいだろう。とはいえ、追いつかれるのは時間の問題でもある。


┌───────────────────


GM:古城に向かうか?

小鴉:僕たちを追いかけている何ものかがいないかを、調べることはできるかい?

GM:調査、だな。いいぞ。鉄砲使いはレベル1の職業技に、調査判定にボーナスが付くのがあるよな。

小鴉:そう。それ。


└───────────────────


 本隊が別に動いていて、月夜たちは自分たちが囮役の別動隊であることに、ある程度は気づいているわけだから、敵側としても、本丸の部隊を月夜たちに使うとは、考えにくい。だとすると。


 追跡者はいてもいいが、月夜たちと同等、と見るべきだろうな。


┌───────────────────


GM:調査判定は、パーティの誰かひとりが行う判定で、パーティ人数によりボーナスが入る。


└───────────────────


 昔のTRPGは、こういうのを全員にさせていたもんだが、人数が多ければ多いぶん、判定が有利になるわけで、多分、そのへんの兼ね合いから、『戦国双刀伝』の判定は、代表者が行う、というパターンのものが多い。知識系なんかも同じだ。


┌───────────────────


GM:判定には能力値の【感覚】を使う。キャラクターのレベルは足していい。それと、パーティ人数が六名なんで、+1だ。振るのは小鴉でいいのか?

月夜:小鴉さんだと、ボーナスが付くんですよね?

小鴉:うん。+1のボーナスが付くよ。

月夜:では、お願いします。

小鴉:オッケー。目標値は?

GM:この手の判定の場合は、非開示だな。


└───────────────────


 2d6の期待値は7。小鴉の【感覚】は、12か。〈命の玉〉は【感覚】に+2するから、優良な特技ではあるんだよな。


 ということは、【感覚】で+2、パーティボーナスで+1、職業技で+1、キャラクターレベルが2だから、2d+6か。


 難易度は高めで考えると、目標値10が妥当……いや、9にしよう。


 +6を稼げているのは、小鴉の能力値の高さと鉄砲使いという職業の選択の恩恵だし、普通なら失敗してもおかしくはない判定だからな。


 このタイミングでさせる判定としては、9でも高いイメージだが、小鴉なら、9なら1ゾロ以外で成功だ。


 成功してくれ。


┌───────────────────


小鴉:成功したかどうかは、分からないってこと?

GM:成功すれば、結果は伝える。追手が実際にいるかどうかは、分からないだろ?

小鴉:そうか。確かに。いれば分かるし、いなければ、何もない、ということになるわけだ。

GM:そういうことだ。いつでも振っていいぞ。

小鴉:えー、2d6+6、で合ってる?

安倍:はい。能力値、パーティボーナス、職業技、キャラクターレベルの合計ですので、+6で合っています。

躑躅:はい。

小鴉:ありがとう。では、振るね。――1と2。……3だから、9。だね。


└───────────────────


 ……10にしなくて良かった。


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