59. セッション II: 依頼 (2)
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小鴉:確認なんだけどさ。
GM:なんだ?
小鴉:それは、僕たちに囮になって欲しい、という話でもあるのかい?
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鋭いな。
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GM:僧正は、小鴉のその言葉を否定せず、頷くぞ。「そういう側面があるのも承知の上での、お願いだ」
小鴉:なるほどね。
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ギルドスキルみたいなやつを発動するアイテムが、確かあったよな。
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GM:ちょっと待ってくれ。
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三冊目の、ああ、これだ。
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GM:これは、誰かひとりが持つだけでいいんだが、大暁寺の、守り札がもらえる。効果は、パーティ全体の物理防御力に+1、という効果だ。
安倍:それは、後衛組にはありがたいですね。
GM:報酬、というわけではなくて、大暁寺から身分を保証されている、ぐらいの意味があると思ってくれ。
躑躅:奪われたら大変です。
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考えてなかった。
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GM:そうだな。
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そういう展開を差し込むのもありか?
いや。所持品を奪われる展開は、個人的なプレイヤー経験からすると、ただ、面倒なだけだしな。やめておくか。
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月夜:その守り札があれば、私たちが、えーと、メッセンジャー役になっている、ということを証明できる、というお話なんですかね?
GM:そんなところだ。俺個人としては、この依頼は受けてくれると助かるが、まぁ、なんだ。断ってもいい。
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その場合は、襲撃イベントを発生させることになるが。
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GM:どうする?
月夜:皆さんのご意見を聞きたいです。
小鴉:僕は、受ける、でいいんじゃないかと思うよ。このお寺の戦力は充分そうだし、避難してきた人たちを守りながらの戦いだとしても、僕らが持ってきた手紙は、山田家と鈴木家の意向を受けた、協力依頼に対する返答、だろう? 状況はもう、動いた、ということだよね?
GM:そう解釈してもらって構わない。
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うん。悪くない。依頼を受ける方向に誘導しようとしてくれているみたいだ。
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小鴉:だったら、僕らは独立した別同部隊としてさ、その、協力の輪を広げることを目的に行動した方がいいんじゃないかと思うんだ。
安倍:そうですね。
焔刀:志は同じ、ということですね。
小鴉:そうそう。
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男子チームはまとまったか。




